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NYパラジウムは大きく値を上げ急反発。1トロイオンス802.30ドル(+16.30ドル)と、先週18日相場以来となる800ドルを超えて取引を終了。値を上げた背景に、ウクライナ情勢が再び緊迫し、供給が不安視された事が要因。ロシアは24日、ウクライナとの国境地帯で大規模な軍事演習を始めたと表明。これを受け、欧米がロシアに対し更なる制裁強化を実施するとの警戒感からパラジウムは上伸。節目の800ドルを超えた事で、更に上値を伸ばす可能性も。
国内のパラジウムは本日値を上げ上伸。買取では1g2,797円(+43円)と、先週18日相場と同額まで値戻し、週間では最高値となりました。
今週5日間の国内パラジウムは、週初めよりウクライナ情勢の4カ国協定が合意され、一旦お落ち着きを見せた事で値を下げ反落。翌営業日も緊張緩和や、最近の高値反動から売られた事で大きく値を下げ続落し、国内では10日ぶりの安値へ。翌23日は前日までの続落を受け、安値感から買い戻され反発。本日はウクライナ情勢の緊迫が再燃した事で大きく値を伸ばし上伸となりました。5営業日では値を上げた日が2日(4/23・4/25)、下げた日が2日(4/21・4/22)、変わらなかった日が1日(4/24)となり、今週5営業日のパラジウム平均は2763.6円と、先週5営業日平均(2,795円)に対し-31.4円(-1.1%)と、前週平均に対し2週間ぶりのマイナスとなりました。
現在、地金は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:30現在のパラジウム相場は1トロイオンス802.05ドル前後の値動きとなっております。