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週末30日のNY金相場は、引き続き年内の利上げを意識した売りに押されたほか、発表された米の経済指標がまずまずの内容だった事から売りが継続し続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1141.40ドル(-5.90ドル)と2日続落し、中心終値ではおよそ3週間ぶり(5日相場来)の安値に戻して取引きを終了。この日の金相場は、前日に大幅安となった売り地合いを引き継ぎ序盤より小安く推移。また、この日発表された米の経済指標では、7-9月期雇用コスト指数の上昇が注目され、連邦準備理事会(FRB)の「12月会合で利上げ検討」への警戒感が一段と強まり、金を売る動きが活発化した。一方で、一定の売りが出た後は、ドルの値動きを眺めて安値拾いの買いが入った事や、需給観点から原油相場が上昇した事を受けて、やや下げ幅を戻す場面もあったが、週末を前にした持ち高調整売りや、米の要人による早期利上げを支持する発言が意識され、相場は再び売りが優勢の展開に。結局マイナス圏で取引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値1149.80ドル、安値1138.40ドル、終値1141.40ドル。
今週5営業日の金相場は、米のFOMC声明が発表される前は小動きな展開が続き売り買いが交錯。28日の声明発表前の通常取引きでは、弱かった米の経済指標を受けた買いが入り、20日相場ぶりの高値を付けるも、想定よりもタカ派寄りな内容となった声明内容を受けて、発表直後には売り戻しが活発化。相場は一気に下げを広げ週末にかけて売り地合いとなった。週末終値(1141.40ドル)では、前週末終値(23日相場1162.80ドル)に対して、1トロイオンス-21.40ドル(-1.8%)と、2週連続マイナスで越週。また、5営業日の平均相場は1169.26ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NY金相場 週間の値動き(10月26日~10月30日)
10/26 1166.20ドル (+3.40ドル)
10/27 1165.80ドル (-0.40ドル)
10/28 1176.10ドル (+10.30ドル)
10/29 1147.30ドル (-28.80ドル)
10/30 1141.40ドル (-5.90ドル)
※前週末23日相場比:1トロイオンス-21.40ドル(-1.8%)
5営業日の金平均価格:1トロイオンス1159.36ドル
国内の金相場は引き続き売り地合いが継続した週末の海外相場安や、為替が円高に振れた事を受けて軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,724円(-41円)と、3日続落し、先月9日相場以来およそ3週間ぶりの安値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/02 4724円 (-41円) ※最安値
10/30 4765円 (-40円)
10/29 4805円 (-26円)
10/28 4831円 (±0円)
10/27 4831円 (-10円)
10/26 4841円 (+4円)
10/23 4837円 (+24円)
10/22 4813円 (-33円)
10/21 4846円 (+35円) ※最高値
10/20 4811円 (-14円)
10月の金相場平均価格:4,810円/g
11:00現在の金相場は1トロイオンス1140.15ドル、為替は1$120円45銭前後の値動きで推移しております。