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《金相場》28日のNY金相場は、米の株高や、住宅指標が良好な内容だった事を受け4営業日ぶりに反落。1トロイオンス1299.00ドル(-1.80ドル)で取引きを終了。29日の金相場はFOMC議会を前に量的緩和縮小が継続されるとの思惑から続落。中心月の6月物は1トロイオンス1296.30ドル(-2.70ドル)と、小幅続落して取引を終了。寄り付き直後は安値拾いやショートカバーの買いなどから急伸し、一時1302.00ドルまで上伸する場面も。依然としてウクライナ情勢への懸念が根強く、金相場の下支えに。
国内の金は本日値を下げ反落。買取りベースでは1gあたり4,570円(-17円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落となりました。4月の金相場は依然としてウクライナの情勢が先行き不透明な事から高値水準で推移。1日より国内では17年ぶりに消費税率が改定された事もあり買取では4,500円台へ。月間では4,500円~4,600円圏内で推移し、最高値は4,641円(4/15)、最安値4,529円(4/24)、平均では4,583円。先月3月の金価格は最高値4,708円(3/17)、最安値4,434円(3/28)、平均では4,585円と、4月も3月同様に高値水準で推移し、平均では-2円。
《パラジウム相場》28日のNYパラジウムは1トロイオンス800.70ドル(-10.50)ドルと、3営業日ぶりに反落。29日のパラジウム中心6月限は値を上げ反発。1トロイオンス807.90ドル(+7.20ドル)で取引きを終了。
国内のパラジウム小幅ながら反落。買取では2,819円(-5円)と4営業日ぶりに値を下げました。4月のパラジウム相場はウクライナの情勢懸念や、長期化している南アのストを背景に供給懸念観測から3月に続き強気相場で推移し、海外相場では11日に1トロイオンス806.80ドルと、2011年8月2日以来およそ2年8カ月ぶりに800ドル台にのせ上伸。一昨日の28日には国内では2001年4月以来およそ13年ぶりの高値(2,824円)を記録するなど高騰。4月の最高値は2,824円(4/28)、最安値2,695円(4/8)、平均では2,767円。先月3月のパラジウム価格は最高値2,699円(3/24)、最安値2,510円(3/3)、平均では2,627円と、4月は3月に対し一段高で推移し、平均では+140円/g(+5%)と高値水準となりました。
現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金は1トロイオンス1295.28ドル、パラジウムは804.25ドル、為替は1$102円40銭前後の値動きとなっております。