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【金相場】週明け16日のNY金相場は、パリテロ事件を受けたリスク回避姿勢の高まりから安全資産として買われ4営業日ぶりに反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1083.60ドル(+2.70ドル)と、小幅ながらプラスに転じて取引を終了。この日の金相場は、ここ最近の売り過剰感による割安感から買いが入りやすかったほか、市場の関心は来月にも予想される米の利上げに依然集中しているものの、週末にパリで発生した同時テロの影響で、安全性を求める金の買いが活発となり時間外取引より上昇。相場は一時1100ドル圏内まで上伸する場面もあった。その後、逃避目的としての買いが一巡した後は、目先の利益を確定する動きや、米の株価が上昇したことから相場は上値の重い展開に。また、外為市場ではドルが買い戻された事による割高感や、引き続き年内利上げに対する警戒感から徐々に上げ幅を縮小し、結局小幅高で取引を終えた。中心12月限の値動きは、高値1097.40ドル、安値1080.50ドル、終値1083.60ドル。
国内の金相場は、安全資産としての逃避需要からNY相場が買い戻された事を映して続伸。買取ベースでは1gあたり4,606円(+7円)と、小幅ながら値を伸ばし、2営業日続伸しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/17 4606円 (+7円)
11/16 4599円 (+15円)
11/13 4584円 (-13円) ※最安値
11/12 4597円 (-24円)
11/11 4621円 (-17円)
11/10 4638円 (+8円)
11/09 4630円 (-11円)
11/06 4641円 (-6円)
11/05 4647円 (-29円)
11/04 4676円 (-48円) ※最高値
直近10日間の金相場平均価格:4624円/g
【パラジウム相場】週明け16日のNYパラジウム相場は、ここ最近の売り過剰感による買い戻しや、原油高、米の株価上昇を好感され反発。中心限月の12月限は1トロイオンス551.55ドル(+12.30ドル)と、4営業日ぶりに値を上げて取引を終了。この日のパラジウム相場は、売りが続いた前日までの安値反動から序盤より買い先行し堅調に推移した。また、週末パリで発生した同時テロで逃避買いを集めた金や、それに追随したプラチナの値動きを眺め、パラジウムも買いを誘い上昇。ドル安の流れも割安感に繋がり上げ幅を拡大した。その後発表された11月のNY連銀製造業景況指数が市場予想を下回ったほか、ドル買いが再燃した事で一時的に売られる場面もあったが、原油相場の上昇や、米の株高を好感した買いに支えられ、この日は4営業日ぶりにプラスに転じて取引を終えた。中心12月限の値動きは、高値553.40ドル、安値539.50ドル、終値551.55ドル。
国内のパラジウムは、週明けのNY相場がプラスに転じた事を映して反発。買取では1gあたり2,317円(+38円)と、連日の安値推移が一服し、6営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/17 2317円 (+38円)
11/16 2279円 (-70円) ※最安値
11/13 2349円 (-65円)
11/12 2414円 (-97円)
11/11 2511円 (-11円)
11/10 2522円 (-65円)
11/09 2587円 (+65円)
11/06 2522円 (-75円)
11/05 2597円 (-71円)
11/04 2668円 (-91円) ※最高値
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2477円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1085.05ドル、パラジウムは554.60ドル、為替は1$123円40銭前後の値動きで推移しております。