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【金相場】17日のNY金相場は、米の利上げ観測の拡大や、ドル高に相場を圧迫され売りが優勢で推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1068.60ドル(-15.00ドル)と、マイナスに転じて取り引きを終了。前日相場では、イスラム過激派ISによるパリ同時テロをきっかけとした逃避需要から買い戻され上昇したが、世界経済に与える影響は小さいとの見方から、この日は米欧の株価が上昇。相対的に安全資産としての金は買い需要が後退し序盤より売りが優勢となった。また、この日発表された米の10月消費者物価指数が市場の予想通り上昇に転じた事から、連邦準備理事会(FRB)の12月利上げ観測が拡大。外為市場ではドル買いが進んだ事から、割高感による売り圧力も高まり金は下げ幅を拡大した。途中、米鉱工業生産指数が低調な内容となった事から一時的に買い戻される場面もあったが、原油安や、ドル高の進行、持ち高調整目的の売りに押され、そのまま安値圏で取り引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値1085.10ドル、安値1064.40ドル、終値1068.60ドル。
国内の金相場はマイナスに転じた海外相場の値動きを映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,551円(-55円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落しました。
《11月現在の金相場価格推移(買取)》
11/18 4551円 (-55円) ※最安値
11/17 4606円 (+7円)
11/16 4599円 (+15円)
11/13 4584円 (-13円)
11/12 4597円 (-24円)
11/11 4621円 (-17円)
11/10 4638円 (+8円)
11/09 4630円 (-11円)
11/06 4641円 (-6円)
11/05 4647円 (-29円)
11/04 4676円 (-48円)
11/02 4724円 (-41円) ※最高値
11月現在の金相場平均価格:4624円/g
【パラジウム相場】17日のNYパラジウム相場は、ドル高の進行や、軟調に推移した金やプラチナの値動きにつられて反落。中心限月の12月限は1トロイオンス546.50ドル(-5.05ドル)と、マイナスに転じて取り引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小高く推移した。一方、フランス同時テロの発生に伴う過度な警戒感の緩和から、外為市場ではドル買いが再燃。ドル建てのパラジウムは割高感から徐々に売りが進み上げ幅を縮小した。また、発表された米の経済指標は全体を通して強弱まちまちの内容となったものの、10月の鉱工業生産指数の落ち込みが意識されたほか、ドル高の進行や、原油安、軟調に推移している金やプラチナの値動きを眺めてパラジウムも売りが進み、結局この日はマイナス圏で取り引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値559.65ドル、安値536.85ドル、終値546.50ドル。
国内のパラジウムは、マイナスに転じた海外相場の値動きを映して反落。買取では1gあたり2,284円(-33円)と、昨日の上げ幅をほぼ値戻し、本日はマイナスに転じました。
《11月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/18 2284円 (-33円)
11/17 2317円 (+38円)
11/16 2279円 (-70円) ※最安値
11/13 2349円 (-65円)
11/12 2414円 (-97円)
11/11 2511円 (-11円)
11/10 2522円 (-65円)
11/09 2587円 (+65円)
11/06 2522円 (-75円)
11/05 2597円 (-71円)
11/04 2668円 (-91円)
11/02 2759円 (-11円) ※最高値
11月現在のパラジウム相場平均価格:2484円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:50現在の金相場は1トロイオンス1067.25ドル、パラジウムは542.80ドル、為替は1$123円46銭前後の値動きで推移しております。