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【金相場】週明け23日のNY金相場は、年内の米利上げ観測を背景に主要通貨に対するドルの先高観を背景に相場を圧迫され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1066.80ドル(-9.50ドル)と、2営業日続落して取り引きを終了。この日の金相場は、序盤は値を下げた週末の安値反動から買い戻しが入り小高く推移した。しかし、外為市場では欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を背景にユーロに対してドルが上昇。ドル建てで取引される金商品は割高感につながり売り戻された。また、米の連銀幹部らの一連の発言などを受けて12月の利上げ観測が一段と強まっていることも売り要因となり下げ幅を拡大した。途中、発表された米の経済指標(10月中古住宅販売)が、市場予想を下回り低調な内容となったことから、一時的に買い戻される場面もあったが、ドルの堅調地合いが相場の重しとなり、そのままマイナス圏で取り引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値1076.50ドル、安値1065.00ドル、終値1066.80ドル。
連休明けの国内金相場は、売り地合いとなった週末・週明けの海外相場安を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,526円(-55円)と、3営業日ぶりに値を下げ反落しました。
《11月現在の金相場価格推移(買取)》
11/24 4526円 (-55円) ※最安値
11/20 4581円 (+12円)
11/19 4569円 (+18円)
11/18 4551円 (-55円)
11/17 4606円 (+7円)
11/16 4599円 (+15円)
11/13 4584円 (-13円)
11/12 4597円 (-24円)
11/11 4621円 (-17円)
11/10 4638円 (+8円)
11/09 4630円 (-11円)
11/06 4641円 (-6円)
11/05 4647円 (-29円)
11/04 4676円 (-48円)
11/02 4724円 (-41円) ※最高値
11月現在の金相場平均価格:4613円/g
【パラジウム相場】週明け23日のNYパラジウム相場は、大きく上昇した前週末の反動売りや、ドル高に相場を圧迫され3営業日ぶりに反落。中心限月の12月限は1トロイオンス541.35ドル(-17.55ドル)と、前営業日の上げ幅を戻し、マイナスに転じて取り引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった週末相場の流れを引き継ぎ、序盤は買いが先行し560ドルを超えるなど堅調に推移した。しかし、その後は外為市場でドルがユーロに対して上昇したことから、相場は次第に売りが優勢に反転。また、同様に金やプラチナが値を下げていることや、原油相場の下落、米の株安が重しとなったほか、大きく上昇した前営業日の反動売りに押され下げ幅を拡大した。途中、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を背景に需要増加を期待した買いが入るも、ドル高が相場の重しとなり、結局この日は売りが優勢で取り引きを終えた。中心12月限の値動きは、高値564.00ドル、安値537.60ドル、終値541.35ドル。
連休明けの国内パラジウムは、週末の海外相場では大きく上昇したものの、週明け相場では売り戻されたほか、円高要因から軟調に推移し反落。買取では1gあたり2,268円(-16円)と、マイナスに転じました。
《11月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/24 2268円 (-16円)
11/20 2284円 (+5円)
11/19 2279円 (-5円)
11/18 2284円 (-33円)
11/17 2317円 (+38円)
11/16 2279円 (-70円) ※最安値
11/13 2349円 (-65円)
11/12 2414円 (-97円)
11/11 2511円 (-11円)
11/10 2522円 (-65円)
11/09 2587円 (+65円)
11/06 2522円 (-75円)
11/05 2597円 (-71円)
11/04 2668円 (-91円)
11/02 2759円 (-11円) ※最高値
11月現在のパラジウム相場平均価格:2443円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1071.15ドル、パラジウムは541.60ドル、為替は1$122円77銭前後の値動きで推移しております。