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2015年11月30日ドル高に押された週末のNY金市場を映して、国内金相場は軟調に推移↓

週末27日のNY金相場は、ドル高による割高感や、週末を前にした持ち高整理売りに相場を圧迫され続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1056.20ドル(-13.50ドル)と、中心終値では2010年2月5日相場以来およそ5年10カ月ぶりの安値を付けて取引を終了。この日は感謝祭に伴う休場や、週末に挟まれた取引日で市場参加者が少なかった上、午前中までの短縮取引だったこともあり、やや荒い値動きで推移。欧州中央銀行(ECB)の12月追加緩和観測と、米連邦準備理事会(FRB)の12月利上げ観測から、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドル建てで取引される金商品に割高感が生じ朝方に売りが活発化した。また、週末を前にした持ち高整理売りや、原油相場の下落が相場の重しとなり、この日は売りが優勢で取引を終えた。中心2月限の値動きは、高値1073.90ドル、安値1051.60ドル、終値1056.20ドル。

祝日26日を除いた今週4営業日の金相場は、トルコ・ロシア間の緊張の高まりから一時的に買われる場面もあったが、引き続き米の年内利上げ観測や、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測を背景にドル買い・ユーロ売りが進行したことから週末にかけて売りが進み調整地合いが継続した。週末終値(1056.20ドル)では、前週末終値(20日相場1076.30ドル)に対して、1トロイオンス-20.10ドル(-1.8%)と、6週連続マイナスで越週。また、4営業日の平均相場は1066.70ドルとなり、4日間の値動きは以下の通り。

《NY金相場 週間の値動き(11月23日~11月27日)

11/23   1066.80ドル (-9.50ドル)

11/24   1073.80ドル (+7.00ドル)

11/25   1070.00ドル (-3.80ドル)

11/26   感謝祭の祝日のため休場

11/27   1056.20ドル (-13.80ドル)
※前週末20日相場比:1トロイオンス-20.10ドル(-1.8%)

4営業日の金平均価格:1トロイオンス1066.70ドル






国内の金相場は、売りが優勢となった週末のNY市場を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,479円(-56円)と、直近の安値を下抜き、調整地合いとなりました。

《11月の金相場価格推移(買取)》

11/30   4479円 (-56円) ※最安値

11/27   4535円 (±0円)

11/26   4535円 (-1円)

11/25   4536円 (+10円)

11/24   4526円 (-55円)

11/20   4581円 (+12円)

11/19   4569円 (+18円)

11/18   4551円 (-55円)

11/17   4606円 (+7円)

11/16   4599円 (+15円)

11/13   4584円 (-13円)

11/12   4597円 (-24円)

11/11   4621円 (-17円)

11/10   4638円 (+8円)

11/09   4630円 (-11円)

11/06   4641円 (-6円)

11/05   4647円 (-29円)

11/04   4676円 (-48円)

11/02   4724円 (-41円) ※最高値

11月現在の金相場平均価格:4593円/g


12:30現在の金相場は1トロイオンス1058.75ドル、為替は1$122円70銭前後の値動きで推移しております。