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2014年05月12日金・パラジウム-価格相場推移

《金相場》週末9日のNY金相場は、ほぼ横ばいの1トロイオンス1287.60ドル(-0.1ドル)で取引きを終了。ECBが来月の金利発表で金融緩和を実施する見通しから、外国為替市場でドルが対ユーロで上昇、ドルの代替資産として逆の値動きになりやすい金は小幅ながら値を下げた形に。一方で、ウクライナ東部のドネツク、ルガンスク両州では11日、自治権に関する住民投票が実施。投票は違法だとするウクライナ政府と米国、欧州連合の非難や、プーチン大統領による延期要請にもかかわらず、住民投票は強行。欧州首脳らはプーチン露大統領が25日のウクライナ大統領選前に危機緩和へ行動しない限り、追加制裁を講じると警告している事で、地政学的リスクの警戒から金相場の下値を支えた。

国内の金もほぼ横ばいで推移。買取ベースでは4,504円(-2円)と小幅ながら続落となりました。


《パラジウム相場》NYパラジウムは反落。中心6月物は1トロイオンス799.75ドル(-4.3ドル)で取引を終了。南アの鉱山大手インパラ・プラチナムはストに参加している作業員らに賃上げ提案を受け入れて職場に戻る意向の有無を、問う方針を明らかにした。鉱山作業員に直接の意見を求める新しい試で、15週に渡り長期化しているストに転機が訪れるかに注目。

国内のパラジウムは買取では2,781円(±0円)と、前営業日比変わらずとなり、3営業日同価格の横ばいで推移しております。5月に入って6営業日のパラジウム相場は最高値:2,835円(2日)、最安値:2,781円(8日・9日・12日)、平均では2,806円。

現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:55現在の金は1トロイオンス1291.35ドル、パラジウムは803.70ドル、為替は1$101円96前後の値動きで推移しております。