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週末18日のNYパラジウム相場は、ドルが軟調に推移した事による割安感や、他貴金属の上昇につられ反発。中心限月の3月限は1トロイオンス558.95ドル(+1.50ドル)と、小幅ながらプラスに転じて取引きを終了。序盤のパラジウムは、売りが優勢となった前日相場の流れを引き継いだほか、原油安や、アジア圏の株価下落、ドル高に相場を圧迫され下げ幅を拡大していた。ただ、売りが一巡した後は、買い戻しの動きが活発化。外為市場では買いが進んでいたドル高相場が反転し、主要通貨に対して軟調に推移した事による割安感や、同様に金やプラチナなど他貴金属が上げ幅を拡大したのを眺めて、パラジウムも追随しプラス圏に浮上した。その後は、欧州に続いて米の株価も軒並み下落するなど、世界的な株安が相場の重しとなったが、堅調地合いとなった金やプラチナの値動き、ドル安を背景に買い支えられ、そのままプラス圏を維持して取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値563.05ドル、安値545.00ドル、終値558.95ドル。
今週5営業日のパラジウムは、値を上げた日が4日(14日・15日・16日・18日)、下げた日が1日(17日)と、弱地合いとなった前週相場の反動から、週初めより買い戻しが活発化。前週末11日から16日まで直近では最長の4営業日続伸し、16日にはおよそ5週間ぶり(11月11日相場来)の高値を付けた。翌17日は連騰反動から利益確定売りが進みマイナスに転じるも、週末はドル安を背景に再び買われプラス圏で引けた。週末終値(18日相場:558.95ドル)では、前週末11日終値(544.80ドル)に対して1トロイオンス+14.15ドル(+2.5%)と、プラスに転じて越週。また、5営業日の平均相場は1トロイオンス560.80ドルとなり、5日間の値動きは以下の通り。
《NYパラジウム相場 先週の値動き(12月07日~12月11日)》
12/14 548.70ドル (+3.90ドル)
12/15 566.95ドル (+18.25ドル)
12/16 571.95ドル (+5.00ドル)
12/17 557.45ドル (-14.50ドル)
12/18 558.95ドル (+1.50ドル)
※前週末11日終値比:1トロイオンス+14.15ドル(+2.5%)
5営業日のパラジウム平均価格:1トロイオンス560.80ドル
国内のパラジウムは、週末の海外相場では小幅高に振れたものの、為替が円高に傾斜した事から2営業日続落。買取では1gあたり2,300円(-22円)と、マイナス圏での推移となりました。
《本日までの12月パラジウム相場価格推移(買取)》
12/21 2300円 (-22円)
12/18 2322円 (-38円)
12/17 2360円 (+11円) ※最高値
12/16 2349円 (+92円)
12/15 2257円 (+21円)
12/14 2236円 (-10円)
12/11 2246円 (-38円)
12/10 2284円 (-16円)
12/09 2300円 (-27円)
12/08 2327円 (-27円)
12/07 2354円 (+91円)
12/04 2263円 (+49円)
12/03 2214円 (-49円) ※最安値
12/02 2263円 (-27円)
12/01 2290円 (+11円)
12月現在のパラジウム相場平均価格:2291円/g
11:10現在のパラジウムは560.05ドル前後の値動きで推移しております。