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2016年01月13日軟調に推移した海外相場を映して、国内貴金属は総じて続落↓

【金相場】12日のNY金相場は、世界的な株安傾向に歯止めがかかり、リスクオフの流れが一服した事を背景に売りが優り続落。中心限月の2月限は1トロイオンス1085.20ドル(-11.00ドル)と、3営業日続落して取引きを終了。この日の金相場は、軟調に推移した前2営業日の流れを引き継いだほか、上海株が急落から持ち直された事に加え欧州株も反発、世界的な株安傾向に歯止めがかかったとの見方が広がり、安全資産とされる金商品は序盤より売りが先行した。また、外為市場ではドルがユーロなどに対して上昇した事から割高感に圧迫されたほか、原油相場が長期的な需給の緩みを警戒され売りが加速した事も下げ幅を拡大する要因となった。途中、米国の株価が上げ幅を縮小する場面では、買い戻される動きもあったが、年初に大幅上昇した事を受け、目先の利益を確定する目的の売りが出た事も下押し材料となり、この日は売りが優勢で取引きを終えた。中心2月限の値動きは、高値1099.10ドル、安値1083.10ドル、終値1085.20ドル。

国内の金相場は、引き続き売りが優勢となった海外相場安を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,411円(-24円)と、2日続落し、年初の安値水準に値戻す展開となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

01/13   4411円 (-24円)

01/12   4435円 (-59円)

01/08   4494円 (+24円)

01/07   4470円 (+49円)

01/06   4421円 (+4円)

01/05   4417円 (-37円)

12/28   4454円 (-3円)

12/25   4457円 (-5円)

12/24   4462円 (-30円)

12/22   4492円 (+51円)

直近10日間の金相場平均価格:4,451円/g




【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、世界的な株安の流れが一服した事から買われた一方、ドル高や原油安の加速が重しとなり続落。中心限月の3月限は1トロイオンス469.80ドル(-4.50ドル)と、引き続き直近安値を継続して取引きを終了。前日に大幅下落となった中国市場がやや落ち着きを見せた事から、過度な警戒感が緩和され米欧など世界的な株安連鎖が一服し、パラジウムはプラチナ同様に序盤は買い戻しが先行した。ただ一方で、外為市場ではドルが買われたことによる割高感や、需給の緩みから原油相場が下げ幅を拡大し、一時大台を割り込んだ事も不安視され相場は再び売りが優勢に反転。このほか、引き続き中国経済の先行きを警戒する動きや、同国の自動車販売台数が増加した一方で、販売数の伸び率が3年ぶりの水準に鈍化した事が意識され売りを誘った。途中、売り過剰感や、原油相場の反発、プラチナの上昇を眺めてパラジウムも買い戻され下げを縮めるも、プラス圏に浮上する事はなく、この日も売りが優勢で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値481.65ドル、安値451.50ドル、終値469.80ドル。

国内のパラジウムは、売り地合いが継続した海外相場安を映して軟調に推移。買取では1gあたり1,874円(-21円)と、弱気推移が継続し、引き続き調整地合いの展開となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

01/13   1874円 (-21円)

01/12   1895円 (-81円)

01/08   1976円 (-81円)

01/07   2057円 (-119円)

01/06   2176円 (-22円)

01/05   2198円 (-97円)

12/28   2295円 (-11円)

12/25   2306円 (+27円)

12/24   2279円 (±0円)

12/22   2279円 (-21円)

直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2176円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1085.60ドル、パラジウムは474.45ドル、為替は1$118円24銭前後の値動きで推移しております。