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【金相場】14日のNY金相場は、米の株価が上昇したほか、外為市場ではドル高の進行による割高感に押され反落。中心限月の2月限は1トロイオンス1073.60ドル(-13.50ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、買いが優勢となった前日相場を引き継ぎ、序盤は買いが先行し小高く推移した。しかし、この日は中国株価が切り返したほか、原油相場の上昇を背景に、米の株価も急反発したことでリスクオフの流れが一服。金は安全資産としての買い需要が後退し、相場は次第に売りが優勢となった。また、外為市場ではドルがユーロに対して上昇した事も割高感につながり相場を圧迫。年初からの高値推移による利益確定売りが出やすかったことも材料となり、この日はマイナス圏に転じて取引きを終えた。中心2月限の値動きは、高値1095.40ドル、安値1071.10ドル、終値1073.60ドル。
国内の金相場は、ドル高や米の株価上昇に押されたNY市場を映して売りが優勢に。買取ベースでは1gあたり4,385円(-34円)と反落し、本日はマイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
01/15 4385円 (-34円)
01/14 4419円 (+8円)
01/13 4411円 (-24円)
01/12 4435円 (-59円)
01/08 4494円 (+24円)
01/07 4470円 (+49円)
01/06 4421円 (+4円)
01/05 4417円 (-37円)
12/28 4454円 (-3円)
12/25 4457円 (-5円)
直近10日間の金相場平均価格:4,436円/g
【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、ドル高を背景にやや売り押されるも、ここ最近の安値推移による割安感や、原油相場の上昇、米の株高を好感され続伸。中心限月の3月限は1トロイオンス491.25ドル(+4.60ドル)と、年初来では初めて(昨年12月11日-15日相場ぶり)の連続上昇となった。この日のパラジウムは、大幅高となった前日相場の流れを引き継いだほか、中国株価が切り返して引けたことも安心感が伝わり序盤より堅調に推移。また、原油相場の上昇や、米の株高も好感され買いを促す要因となった。一方で、外為市場ではドルがユーロに対して上昇したほか、軟調に推移している金やプラチナの値動きにつられ、パラジウムも売りが優勢に反転する場面もあったが、最近まで下落基調が続いていただけに、新規の売り材料に乏しい中で再び買い戻しの動きが強まり、引けにかけてプラス圏に浮上して取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値495.00ドル、安値479.00ドル、終値491.25ドル。
国内のパラジウムは海外相場高や、円安要因から貴金属市場では唯一プラス圏での推移となり続伸。買取では1gあたり1,982円(+60円)と、前日の上昇に続き本日も大きく値を伸ばし、ここ最近の安値推移から持ち直す展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
01/15 1982円 (+60円)
01/14 1922円 (+48円)
01/13 1874円 (-21円)
01/12 1895円 (-81円)
01/08 1976円 (-81円)
01/07 2057円 (-119円)
01/06 2176円 (-22円)
01/05 2198円 (-97円)
12/28 2295円 (-11円)
12/25 2306円 (+27円)
直近10営業日のパラジウム相場平均価格:2068円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1080.15ドル、パラジウムは498.20ドル、為替は1$118円05銭前後の値動きで推移しております。