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【金相場】2日のNY金相場は、引き続きリスク回避目的から買われた一方で、前日までの連騰に対する反動から売り買いが交錯。中心限月の4月限は1トロイオンス1127.20ドル(-0.80ドル)と、ほぼ横ばいながらも小幅に値を下げ、3営業日ぶりにマイナスに転じて取引きを終了。金相場は前日、原油安などを背景にリスク回避的な買いが活発化し、中心終値ではおよそ3カ月ぶりの高値を付けていた。この日も同様に、中国経済の先行きを警戒した動きや、原油安への不安感から投資家心理が悪化。米国株価が軒並み下落するなどリスク回避姿勢が強まる中で、金は安全資産として買われ上昇した。ただその後は、利益確定売りが出たほか、持ち高調整による換金売りが進み相場は反転。一時1122ドル付近まで値を下げる場面もあったが、米株価が下げ幅を拡大したことや、安値拾いの買い戻し、ドルが軟調に推移したことによる割安感も支えとなり、引けにかけて下げ幅を縮小した。中心4月限の値動きは、高値1131.50ドル、安値1122.60ドル、終値1127.20ドル。
国内の金相場は、小幅ながら値を下げた海外相場安や、為替が円高に振れた事を受けて3営業日ぶりに反落。買取では1gあたり4,647円(-50円)と、昨日付けたおよそ3ヶ月ぶりの高値圏からマイナスに転じ、上値追いが一服しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
02/03 4647円 (-50円)
02/02 4697円 (+34円) ※最高値
02/01 4663円 (+108円)
01/29 4555円 (-24円)
01/28 4579円 (+22円)
01/27 4557円 (+58円)
01/26 4499円 (+26円)
01/25 4473円 (+19円)
01/22 4454円 (+27円)
01/21 4427円 (+24円) ※最安値
直近10日間の金相場平均価格:4,555円/g
【パラジウム相場】2日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する反動売りや、再び下落基調となった原油安や、株安が重しとなり反落。中心限月の3月限は1トロイオンス491.30ドル(-11.05ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日におよそ1ヶ月ぶりの高値を付けるなど、上昇していた反動から序盤より利益確定売りに押され小安く推移した。また、中東、ロシアなど、主な産油国による協調減産の観測が後退し、原油相場が再び下落基調となったことや、世界経済の後退観測が広がったことも嫌気され米欧の株価が軒並み下落。投資家心理が悪化する中、プラチナ同様にパラジウムも売りが進み下げ幅を拡大した。途中、外為市場ではドルが軟調に推移したことから買い戻される場面もあったが、持ち高を調整する動きや、下げ幅を拡大した米の株安が重しとなり、そのまま売り優勢で取引きを終えた。中心3月限の値動きは、高値505.30ドル、安値490.40ドル、終値491.30ドル。
国内のパラジウム相場は、売りが優勢となったNY市場や、円高要因から軟調に推移し反落。買取では1gあたり2,003円(-65円)と、前日までの連騰が一服し、3営業日ぶりにマイナスに転じました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
02/03 2003円 (-65円)
02/02 2068円 (+11円) ※最高値
02/01 2057円 (+64円)
01/29 1993円 (-16円)
01/28 2009円 (+11円)
01/27 1998円 (+43円)
01/26 1955円 (-59円) ※最安値
01/25 2014円 (+16円)
01/22 1998円 (+11円)
01/21 1987円 (+11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2008円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1129.20ドル、パラジウムは494.75ドル、為替は1$119円69銭前後の値動きで推移しております。