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【金相場】週明け14日のNY金相場は、ドルが堅調に推移した事による割高感や、米連邦準備理事会(FRB)による米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を16日に控え、このところ急速に上昇した金商品には目先の利益を確定する目的の売りが優勢となり続落。中心限月の4月限は1トロイオンス1245.10ドル(-14.30ドル)と、2週間ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日の金相場は、利益確定売りに押された先週末相場の弱基調を引き継ぎ、序盤より売りが先行した。また、外為市場ではドルがユーロに対して上昇した事から、ドル建ての金は割高感に押されたほか、15日-16日にかけて開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた様子見からも手じまい売りにつながった。途中、原油相場の下落を受けて、米国株価も軟調に推移した事から、やや買い戻される場面もあったが、この日は大方売りが優勢で取引きを終えた。中心4月限の値動きは、高値1261.90ドル、安値1229.90ドル、終値1245.10ドル。
国内の金相場は、売り地合いが継続した週明けのNY相場を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,840円(-70円)と2営業日続落し、2週間ぶりの安値に値戻す展開となりました。
《3月現在の金相場価格推移(買取)》
03/15 4840円 (-70円)
03/14 4910円 (-31円)
03/11 4941円 (+50円) ※最高値
03/10 4891円 (+5円)
03/09 4886円 (-52円)
03/08 4938円 (+2円)
03/07 4936円 (+11円)
03/04 4925円 (+74円)
03/03 4851円 (+29円)
03/02 4822円 (+19円)
03/01 4803円 (+21円) ※最安値
3月現在までの金相場平均価格:4,886円/g
【パラジウム相場】週明け14日のNYパラジウム相場は、先週末におよそ4ヶ月ぶりの高値(11月10日相場来)を付けるなど、上伸していた反動から利益確定売りが出やすかったほか、ドル高や原油安が相場の重しとなり反落。中心限月の6月限は1トロイオンス572.80ドル(-7.15ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、直近高値を付けた先週末相場への利益確定売りが出た一方で、日・中などアジア圏の株価上昇が好感され底堅く推移した。しかし、金やプラチナなど他貴金属が軟調に推移しているのを眺めて、パラジウムもつられたほか、ドル高や、原油安、下落スタートした米国の株安が重しとなり、相場は次第に売りが優勢となった。途中、安値拾いの買い戻しや、ドルがやや値を下げる場面では再び買い戻されるも、翌日から16日にわたり開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)への様子見から積極的な商いにはつながらず、そのままマイナス圏で取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値578.25ドル、安値565.00ドル、終値572.80ドル。
国内のパラジウム相場は、週明けのNY市場がこのところの高値推移から利益確定売りに押された事を映して反落。買取では1gあたり2,176円(-16円)と、上昇が一服し、4営業日ぶりにマイナスに転じました。
《3月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
03/15 2176円 (-16円)
03/14 2192円 (+10円)
03/11 2182円 (+27円)
03/10 2155円 (+33円)
03/09 2122円 (-81円)
03/08 2203円 (+59円) ※最高値
03/07 2144円 (+81円)
03/04 2063円 (+87円)
03/03 1976円 (+5円)
03/02 1971円 (+103円)
03/01 1868円 (+5円) ※最安値
3月現在までのパラジウム相場平均価格:2096円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:50現在の金相場は1トロイオンス1230.05ドル、パラジウムは567.70ドル、為替は1$113円47銭前後の値動きで推移しております。