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2014年06月04日国内金は2日続伸↑パラジウムは再び過去13年来の高値を更新し一段高へ。

《金相場》3日のNY金相場は、小幅ながら7営業日ぶりに値を上げ反発。中心の8月物は1トロイオンス1244.50ドルと、前営業日+0.50ドルで取引きを終了。取引き序盤は米の4月米製造業受注が市場予想を上回った事などをきっかけに下落し軟調に推移。その後、外為市場でドル安・ユーロ高が進んだことや、米株式相場が軟調に推移した事が金相場を下支えし、前日終値近辺まで値戻され、ECB(欧州中央銀行)会合を控え様子見ムードが強い中、プラス圏でこの日の取引きを終了。

国内の金も値を上げ続伸。買取ベースでは1gあたり4,405円(+9円)と、小幅ながら2日値を上げ、3営業日ぶりに4,400円台へ価格をのせました。


《パラジウム相場》NYパラジウムは反発。中心9月物は1トロイオンス836.70ドル(前営業日+4.05ドル)と、先月28日相場以来の高値で取引きを終了。プラチナが4営業日続落し、1ヶ月ぶりの安値圏で推移する中、パラジウムは先月22日以降830ドルを割っておらず高値水準で推移。 依然として需・供バランスへの警戒感が強く意識されている事や、欧米を中心とした世界経済が上向いている事がパラジウムの値を上げている要因に。

国内パラジウムでは為替との兼ね合いもあり大きく値を伸ばし上伸。買取では2,938円(+22円)と、直近高値(2,916円)を上抜き、再び2001年4月19日以来の高値を更新しました。現在価格水準を切り上げ一段高で推移しているパラジウムは、国内では先月22日以降2,900円を割っておらず高騰中。直近10営業日の値動きでは以下のとおり。

【直近10営業日のパラジウムの価格推移(買取)】

06/04 2938円 +22円 (直近 最高値)

06/03 2916円  ±0円

06/02 2916円 +5円

05/30 2911円  -5円

05/29 2916円 +11円

05/28 2905円 ±0円

05/27 2905円  +5円

05/26 2900円 -11円

05/23 2911円 +38円

05/22 2873円 +11円 (直近 最安値)

【直近10営業日のパラジウムの平均価格:2,909円/g(買取)】


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:55現在の金は1トロイオンス1246.15ドル、パラジウムは836.35ドル、為替は1$102円61銭前後の値動きで推移。