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【金相場】週明け11日のNY金相場は、世界経済の先行き不透明感がくすぶる中、米国の利上げ先送り観測や、対ユーロでのドル安などを背景に3営業日続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス1258.00ドル(+14.20ドル)と、先月17日相場以来およそ3週間ぶりの高値に回復して取引きを終了。この日の金相場は、買い戻しが強まった前週末相場の流れを引き継ぎ序盤より堅調に推移した。また、世界経済への先行き不安や、米国の金融政策をめぐる不透明感からリスク回避の動きが強まり、金や円など安全資産に対する需要が高まり、金相場は一時1260ドル超まで上げ幅を拡大した。その後は、外為市場ではドル安が一服した事や、持ち高調整売りに上値を抑えられるも、米国株価が軟調に反転した事が買いを誘い、そのまま高値圏を維持して取引きを終えた。中心6月限の値動きは、高値1260.90ドル、安値1241.60ドル、終値1258.00ドル。
国内の金相場は、大幅続伸した週明けのNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり4,682円(+48円)と、1日の上げ幅では先月17日相場ぶりと大きく上昇し、円高の進行を背景としたここ最近の安値推移から持ち直す展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
04/12 4682円 (+48円)
04/11 4634円 (-5円)
04/08 4639円 (+6円)
04/07 4633円 (-55円)
04/06 4688円 (+28円)
04/05 4660円 (-35円)
04/04 4695円 (-68円)
04/01 4763円 (+21円)
03/31 4742円 (-59円)
03/30 4801円 (+33円)
直近10日間の金相場平均価格:4,694円/g
【パラジウム相場】週明け11日のNYパラジウム相場は、上げ幅を拡大した原油相場や、ドル安による割安感、急伸した金やプラチナ相場につられ続伸。中心限月の6月限は1トロイオンス545.50ドル(+6.85ドル)と、1週間ぶり(先週4日相場)の高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、ドル安を背景に買い戻しが優勢となった前週末相場の流れを引き継いだほか、中国株価の堅調地合いや、原油高を好感し買いが先行した。また、この日も外為市場では朝方から対ユーロでドル安が進行した事で割安感が広がり、金やプラチナなど他貴金属が急伸した事も支援材料となり、パラジウムは一時550ドル超まで上げ幅を拡大した。その後、ドル安が一服した事や、米国株価が軟調となった事が重しとなり上げ幅を縮小するも、引き続き堅調に推移している金やプラチナ相場、原油相場を眺めて、パラジウムも底堅い展開となった。中心6月限の値動きは、高値553.60ドル、安値540.55ドル、終値545.50ドル。
国内のパラジウムは、引き続き堅調に推移した週明けの海外相場高を映して上伸。買取では1gあたり2,003円(+21円)と、再び2,000円台に値戻し、ここ最近の弱気推移が一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/12 2003円 (+21円)
04/11 1982円 (+6円)
04/08 1976円 (-33円)
04/07 2009円 (-27円)
04/06 2036円 (-21円)
04/05 2057円 (-60円)
04/04 2117円 (-16円)
04/01 2133円 (-5円)
03/31 2138円 (-49円)
03/30 2187円 (+16円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2064円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1255.70ドル、パラジウムは549.55ドル、為替は1$108円19銭前後の値動きで推移しております。