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【金相場】14日のNY金相場は、外為市場でドル高が進んだことによる割高感や、世界各国の株価が堅調に推移したことが逃避需要としての金買いを後退させ続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1226.50ドル(-21.80ドル)と、この日も売りが優勢で取引きを終了。この日の金相場は、軟調に推移した前日相場の流れを引き継ぎ序盤より売りが先行した。また、外為市場では対ユーロでのドル高進行を背景に、ドル建てで取引される金商品に割高感が生じたほか、12日まで4営業日続伸しおよそ4週間ぶりの高値を付けていたこともあって、目先の利益を確定する売りや、テクニカルな調整売りが相場を押し下げた。途中、発表された米国の経済指標(3月消費者物価指数)が、下振れるなど低調な内容となったことが意識され、金は買い戻しが強まったが、先週分の週間新規失業保険申請件数の好調さが材料視され、上昇は小幅となるなど限定的となった。また、世界的に株価が上昇するなど投資家心理が回復し、リスク選好地合いに押されたことも重しとなり、この日は終始売りが優勢の値動きとなった。
国内の金相場は為替が円安に振れるも、売りが優ったNY相場を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,634円(-13円)と続落し、週間5日間では3日目の下落となりました。
《4月現在の金相場価格推移(買取)》
04/15 4634円 (-13円)
04/14 4647円 (-45円)
04/13 4692円 (+10円)
04/12 4682円 (+48円)
04/11 4634円 (-5円)
04/08 4639円 (+6円)
04/07 4633円 (-55円)
04/06 4688円 (+28円)
04/05 4660円 (-35円)
04/04 4695円 (-68円)
04/01 4763円 (+21円)
本日までの4月の金相場平均価格:4,670円/g
【パラジウム相場】14日のNYパラジウム相場は、ドル高にやや上値を抑えられるも、このところの下落に対する売り過剰感や、世界的な株価上昇が支えとなり大幅反発。中心限月の6月限は1トロイオンス560.90ドル(+18.40ドル)と、3営業日ぶりにプラスに転じ、中心終値では月初の1日相場(560.90ドル)以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。序盤のパラジウムは、軟調に推移した前日相場の流れを引き継いだほか、ドル高や、原油・金の下落が重しとなり売りが先行した。しかし売り一巡後は、ここ最近の下落に対する安値拾いの買い戻しが台頭し相場は反転。日・中をはじめ欧・米でも株価が上昇するなど投資家心理が改善した事や、発表された米の経済指標(3月消費者物価指数)の下振れを受けたドル売りの進行、原油相場の戻りが支援材料となり、一時570ドル圏内まで上げ幅を拡大した。その後、ドル売りが一服したほか、金やプラチナが軟調に推移しているのを眺め上値を抑えられるも、大きな売りにはつながらず、高値圏を維持して取引きを終えた。
国内のパラジウムは、円安要因や大きく買い戻されたNY相場を映して急反発。買取では1gあたり2,079円(+81円)と、1日の上げ幅ではおよそ6週間ぶり(3月7日相場:gあたり+81円)となるなど、先週の下落幅を戻し、およそ1週間半ぶり(4日相場来)の高値となりました。週間5日間では3日目の上昇。
《4月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/15 2079円 (+81円)
04/14 1998円 (-5円)
04/13 2003円 (±0円)
04/12 2003円 (+21円)
04/11 1982円 (+6円)
04/08 1976円 (-33円)
04/07 2009円 (-27円)
04/06 2036円 (-21円)
04/05 2057円 (-60円)
04/04 2117円 (-16円)
04/01 2133円 (-5円)
本日までの4月のパラジウム相場平均価格:2036円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1228.85ドル、パラジウムは562.70ドル、為替は1$109円63銭前後の値動きで推移しております。