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【金相場】週明け9日のNY金相場は、このところの上昇に対する利益確定売りが出たほか、NY連銀総裁の発言や、外為市場ではドル高が進行したことによる割高感に圧迫され売りが優勢に。中心限月の6月限は1トロイオンス1266.60ドル(-27.40ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。前週末6日に発表された4月の米雇用統計が低調な内容となったことを受けて、金相場は高値圏まで上昇していたことから利益確定売りが出やすかったほか、6日の取引終了後にニューヨーク連銀のダドリー総裁が年2回の利上げは依然妥当だと発言したとの報が伝わったことも相場の圧迫要因となり、週明けのこの日は売り優勢に反転。また、外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが進んだことも割高感につながり、この日はマイナス圏での値動きとなった。
国内の金相場は、軟調となった週明けの海外相場を映して反落。買取ベースでは1gあたり4,707円(-49円)と、マイナスに転じ、前日の上昇分を消化する展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
05/10 4707円 (-49円)
05/09 4756円 (+39円)
05/06 4717円 (-8円)
05/02 4725円 (-50円)
04/28 4775円 (+17円)
04/27 4758円 (+33円)
04/26 4725円 (+5円)
04/25 4720円 (+20円)
04/22 4700円 (±0円)
04/21 4700円 (-1円)
直近10日間の金相場平均価格:4,728円/g
【パラジウム相場】週明け9日のNYパラジウム相場は、ドル高による割高感や、原油安、他貴金属の下落が意識され売り優勢に反転。中心限月の6月限は1トロイオンス584.10ドル(-23.10ドル)と、3営業日ぶりにマイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、一部で利益確定売りが出たほか、ドル高の流れに押され序盤より安寄りした。また、8日に発表された中国の4月貿易統計が低調な内容となったことから同国経済の先行き不安が広がったほか、原油相場の下落、金やプラチナなど他貴金属が上げ幅を一掃するなど軟調に推移したことも意識されパラジウムも売りが優勢となった。このほか、米国株安やドル高の加速が重しとなり、この日は3営業日ぶりに値を下げて取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売りが優った週明けのNY相場を映して反落。買取では1gあたり2,111円(-71円)と、マイナスに転じ、先月19日相場以来およそ3週間ぶりの安値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/10 2111円 (-71円)
05/09 2182円 (+27円)
05/06 2155円 (-75円)
05/02 2230円 (-54円)
04/28 2284円 (+16円)
04/27 2268円 (+16円)
04/26 2252円 (+6円)
04/25 2246円 (+5円)
04/22 2241円 (+38円)
04/21 2203円 (+48円)
直近10日のパラジウム相場平均価格:2217円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1265.80ドル、パラジウムは583.25ドル、為替は1$108円73銭前後の値動きで推移しております。