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2014年06月13日パラジウム相場-今週5営業日の値動き

《パラジウム相場》NYパラジウム相場は、最近の高値反動から売られ3営業日ぶりに大幅反落。中心限月の9月物は1トロイオンス819.40ドル(-40.75ドル)で取引きを終了。南アフリカの鉱山ストが解決に向け前進したと伝わった事で、供給への懸念が緩和されるとの観測や、昨日2001年2月以来の高値を記録するなど最近の高騰を受けた反動から、調整売りが出た事で大きく値を下げた形に。また、イラク情勢が悪化した事もパラジウムの売り材料となり、先月19日相場(815.60ドル)以来およそ1ヶ月ぶりの安値でこの日の取引きを終了。依然として、需・供バランスの観点から供給不足への警戒感はあるものの、南アの鉱山スト問題が収束され供給が一定の安定を示せば、最近の高騰による高値反動から調整が入り更に値を下げる可能性も。

国内のパラジウムも為替が円高に振れた事もあり大きく値を下げ反落。買取では2,889円(-113円)と、昨日記録した過去13年来(2001年4月18日相場以降)の高値反動から値を下げ、先月22日相場以来およそ3週間ぶりの安値となりました。

今週5日間の国内パラジウムは、週明け9日は海外相場が直近高値(839.85ドル)を上抜き、2011年2月中旬以来およそ3年3カ月ぶりの高値を更新した事で、国内相場も前3営業日で高止まりしていた価格水準を一段上げて上昇。買取では2,965円と、再び2001年4月以来の高値を更新。翌営業日の10日は最近の高値を受けた反動から値を下げ国内では7営業日ぶりに反落。翌11日は、先日9日に行われた南アフリカの鉱山スト問題から、労働組合と会社側との賃金交渉を巡る協議調停が不調に終わった事で、供給への懸念が再び強まった事で海外相場では1トロイオンス854.55ドルと、およそ3年3ヶ月ぶりの高値を記録。国内のパラジウムも買取では2,986円(+32円)と、直近高値(9日:2,965円)を上抜き、2001年4月18日相場以来の高値を更新するなど一段高へ。昨日12日もパラジウムは堅調に推移し、海外では860ドル台まで値を上げ、再び高値を更新。国内相場も続伸し、買取では3,002円(+16円)と、前日に記録した直近高値を再び上抜き、過去13年来(2001年4月18日相場以降)の高値を更新。買取りでパラジウムが3,000円を超えたのも同年同日(2001年4月18日)以来と高騰。本日は南アフリカの鉱山ストが解決に向け前進したと伝わった事で、供給への懸念が緩和されるとの観測が強まった事や、最近の高騰した反動から利益確定を目的とした売りが出た事で大きく値を下げ、国内では為替が円高に推移した事もあり、1gあたり-113円の大幅安となりました。

5営業日では値を上げた日が3日(6/9・6/11・6/12)、下げた日が2日(6/10・6/13)となり、今週5営業日のパラジウム平均は2,959.2円と、先週5営業日平均(2,929.2円)に対し+30円(+1%)と、先週に続き5週連続でプラスとなりました。

【今週5営業日 パラジウムの値動き(買取ベース)】

06/13 2889円(-113円)

06/12 3002円(+16円)

06/11 2986円(+32円)

06/10 2954円(-11円)

06/09 2965円(+27円)

今週5日間のパラジウム平均相場:2,959.2円(買取) 


12:55現在の金は1トロイオンス826.15ドル前後の値動きで推移しております。