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【金相場】24日のNY金相場は、良好な内容となった米国の4月新築住宅販売件数や、引き続き早期利上げ観測が意識されたことによるドル高の進行、米国株の上昇に相場を圧迫され売りが継続。中心限月の6月限は1トロイオンス1229.20ドル(-22.30ドル)と、5営業日続落し、中心終値では先月14日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。このところ米連邦準備制度理事会(FRB)高官らから早期利上げに前向きな発言が相次ぎ、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。ドルが一段高となったことから、金相場は割高感からこの日も序盤より売りが継続した。また、欧州株の上昇や米国株の上昇スタートを受けて、投資家らによるリスク選好地合いに相場を圧迫されたほか、この日発表の米国の4月新築住宅販売件数が急増し、良好な内容となったことも売り材料視された。その後も、需給バランスの観点から原油相場が上昇し、株高が拡大する中で金は下げ幅を拡大しそのまま売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、引き続き調整地合いが継続したNY相場安を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,654円(-52円)と、5営業日続落し、先月19日相場以来およそ1ヵ月ぶりの安値に値戻す展開となりました。
《本日までの5月の金相場価格推移(買取)》
05/25 4654円 (-52円)
05/24 4706円 (-35円)
05/23 4741円 (-19円)
05/20 4760円 (-13円)
05/19 4773円 (-21円)
05/18 4794円 (+6円)
05/17 4788円 (+14円)
05/16 4774円 (+15円)
05/13 4759円 (-1円)
05/12 4760円 (±0円)
05/11 4760円 (+53円)
05/10 4707円 (-49円)
05/09 4756円 (+39円)
05/06 4717円 (-8円)
05/02 4725円 (-50円)
5月現在の金相場平均価格:4,751円/g
【パラジウム相場】24日のNYパラジウム相場は、原油高による株価上昇や、良好な内容となった米国経済指標を背景に買われた一方で、ドル高による割高感や、他貴金属の軟調が重しとなり続落。中心限月の6月限は1トロイオンス537.95ドル(-12.30ドル)と、中心終値では先月7日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、引き続き米国の早期利上げ観測が意識される中、外為市場ではドルが主要通貨に対して上昇したことによる割高感に圧迫され売りが先行した。一方で、急増した米国の4月新築住宅販売件数や、原油相場の上昇、欧米株が堅調に推移したことが好感されパラジウムも一時的に買い戻されるも、ドル高の加速や、金・プラチナなど他貴金属の下落が重しとなり、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、ドル高を背景に売りが継続した海外相場安を映して調整地合いが継続。買取では1gあたり1,966円(-48円)と続落し、3月1日相場以来およそ2か月半ぶりの安値に値戻す展開となりました。
《本日までの5月のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/25 1966円 (-48円)
05/24 2014円 (-49円)
05/23 2063円 (±0円)
05/20 2063円 (-65円)
05/19 2128円 (-16円)
05/18 2144円 (-27円)
05/17 2171円 (+6円)
05/16 2165円 (-11円)
05/13 2176円 (-38円)
05/12 2214円 (+38円)
05/11 2176円 (+65円)
05/10 2111円 (-71円)
05/09 2182円 (+27円)
05/06 2155円 (-75円)
05/02 2230円 (-54円)
5月現在のパラジウム相場平均価格:2131円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1228.90ドル、パラジウムは532.75ドル、為替は1$110円18銭前後の値動きで推移しております。