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【金相場】25日のNY金相場は、欧米の株高など投資家のリスク投資意欲の強まりや、ドル高・ユーロ安を背景に6営業日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1223.80ドル(-5.40ドル)と、中心終値では先月6日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日の金相場は、引き続き米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ観測を受けたドル高による割高感に押され、序盤より売りが先行した。また、原油相場の上昇を受けて投資家のリスク選好地合いが強まる中、欧米株がともに続伸。これを受け、安全資産としての金は相場を圧迫され下げ幅を拡大した。その後、ドル高が一服したことや、売り過剰感からやや買い戻され下げ幅を縮小するも上昇に勢いはなく、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、引き続き調整地合いが継続したNY相場安を映して6営業日続落。買取ベースでは1gあたり4,640円(-14円)と、前日相場同様に、先月19日相場以来およそ1ヶ月ぶりの安値を継続する展開となりました。
《本日までの5月の金相場価格推移(買取)》
05/26 4640円 (-14円)
05/25 4654円 (-52円)
05/24 4706円 (-35円)
05/23 4741円 (-19円)
05/20 4760円 (-13円)
05/19 4773円 (-21円)
05/18 4794円 (+6円)
05/17 4788円 (+14円)
05/16 4774円 (+15円)
05/13 4759円 (-1円)
05/12 4760円 (±0円)
05/11 4760円 (+53円)
05/10 4707円 (-49円)
05/09 4756円 (+39円)
05/06 4717円 (-8円)
05/02 4725円 (-50円)
5月現在の金相場平均価格:4,751円/g
【パラジウム相場】25日のNYパラジウム相場は、原油高や株高など投資家心理の改善が意識されるも、引き続き米利上げ観測や、ドル高の加速が重しとなり相場を圧迫。中心限月の6月限は1トロイオンス530.40ドル(-7.55ドル)と、3営業日続落し、前日相場同様に中心終値では3月2日相場以来の安値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優勢となった前日相場の流れを引き継ぎ序盤より軟調に推移した。また、夏の米利上げ観測の強まりが意識され、引き続き外為市場ではドル高・ユーロ安に振れたことによる割高感や、他貴金属の値下がりにつられパラジウムも下げ幅を拡大した。一方、アジア株の上昇や、原油高による欧米株価の堅調など投資家心理の改善が示されたほか、ドル高が一服する場面では金やプラチナ同様に買い戻される動きも見られ、売り一巡後は安値から持ち直す展開となった。
国内のパラジウムは、NY相場では売り優勢で引けるも、取引終了後に買い戻しに転じた海外相場の値動きを映して下げを相殺。買取では1gあたり1,966円(±0円)と、本日は値動きがなく横ばい圏での推移となりました。
《本日までの5月のパラジウム相場価格推移(買取)》
05/26 1966円 (±0円)
05/25 1966円 (-48円)
05/24 2014円 (-49円)
05/23 2063円 (±0円)
05/20 2063円 (-65円)
05/19 2128円 (-16円)
05/18 2144円 (-27円)
05/17 2171円 (+6円)
05/16 2165円 (-11円)
05/13 2176円 (-38円)
05/12 2214円 (+38円)
05/11 2176円 (+65円)
05/10 2111円 (-71円)
05/09 2182円 (+27円)
05/06 2155円 (-75円)
05/02 2230円 (-54円)
5月現在のパラジウム相場平均価格:2120円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1233.70ドル、パラジウムは545.25ドル、為替は1$109円65銭前後の値動きで推移しております。