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《金相場》週明け16日のNY金相場は、地政学リスクの高まりを背景に2月以降では最長の6営業日続伸し、中心限月8月物は1トロイオンス1275.30ドル(+1.20ドル)で取引きを終了。イラク情勢の緊迫化や、ウクライナ情勢の先行き不安から金相場は一時1285.10ドルまで上昇するも、最近の高騰を受けた利益確定を目的とする売りが出た事や、良好な内容の米経済指標が発表された事で上げ幅を縮小。17日から始まるFOMC(米連邦公開市場委員会)を前に様子見ムードが強かった事もあり、上値は重い展開に。
国内の金相場は、為替が円高に振れた事で反落。買取ベースでは4,467円(-24円)と、3営業日ぶりに値を下げました。直近10日間の金相場は、最高値:4,491円(6/16相場)、最安値:4,405円(6/4相場)、平均価格では4,438円となっております
直近10日間の金相場推移(買取)
06/17 4467円 -24円
06/16 4491円 +30円 (最高値)
06/13 4461円 +27円
06/12 4434円 -7円
06/11 4441円 +19円
06/10 4422円 -5円
06/09 4427円 +1円
06/06 4426円 +20円
06/05 4406円 +1円
06/04 4405円 +9円 (最安値)
10営業日の金平均価格:4,438円
《パラジウム相場》週明け16日のNYパラジウムは3営業日続落。中心の9限月は809.35ドル(-3.25ドル)と、中心限月では先月12日相場(808.75ドル)以来およそ1ヶ月ぶりの安値で取引きを終了。長期化していた南アフリカの鉱山ストが、終息に向かい前進した事を背景とした売りから続落。ここ数ヶ月パラジウムは最大の生産国であるロシア・南アフリカからの供給懸念に加え、需要が大幅に増加している事を背景に高騰を続けていたが、南ア問題の解決の兆しから、利益確定を目的とする調整売りが出ている事もあり現在弱気で推移。節目の800ドルを割り込む場合は、テクニカル要因から更に下値を下げる可能性も。
国内のパラジウム相場は続落。買取では1gあたり2,835円(-32円)と、3営業日値を下げ、先月19日相場と同額のおよそ1ヶ月ぶりの価格水準へ。直近10日間のパラジウムは、最高値:3,002円(6/12相場)、最安値:2,835円(6/17相場)、平均価格では2,931円となっております。
直近10日間のパラジウム相場推移(買取)
06/17 2835円 -32円 (最安値)
06/16 2867円 -22円
06/13 2889円 -113円
06/12 3002円 +16円 (最高値)
06/11 2986円 +32円
06/10 2954円 -11円
06/09 2965円 +27円
06/06 2938円 ±0円
06/05 2938円 ±0円
06/04 2938円 +22円
10営業日のパラジウム平均価格:2,931円
現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1271.50ドル、パラジウムは815.75ドル、為替は1$102円04銭前後の値動きで推移しております。