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2016年06月13日金は逃避需要から買いを集め3週間ぶりの高値継続↑一方、パラジウムは軟調地合いが続き続落↓

【金相場】週末10日のNY金相場は、世界的な株安や金利の低下を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まる中、逃避需要から買いを集め上伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1275.90ドル(+3.20ドル)と、3営業日続伸し、中心終値では5月18日相場以来およそ1ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、前日までの上昇に対する利益確定売りや、チャート要因による売りも出た事から序盤は軟調に推移した。一方、英国のEU離脱懸念から欧州株に売りが広がったほか、原油安や、続く米国株も下落スタートするなどリスクオフの流れとなる状況に、金は安全資産としての買いを集め相場はプラス圏に反転。途中、外為市場ではドルがユーロに対して上昇するなど割高感にやや押される場面もあったが、下げ幅を拡大した米国株安や、週末を前にした持ち高調整買いに相場を支えられ、結局プラス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、週末のNY相場が引き続き堅調となった事を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,688円(+25円)と、3営業日続伸し、前日相場同様5月24日相場以来およそ3週間ぶりの高値継続となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

06/13   4688円 (+25円)

06/10   4663円 (+20円)

06/09   4643円 (+58円)

06/08   4585円 (-18円)

06/07   4603円 (+7円)

06/06   4596円 (+49円)

06/03   4547円 (-26円)

06/02   4573円 (-67円)

06/01   4640円 (+12円)

05/31   4628円 (+19円)

直近10日間の金相場平均価格:4,617円/g


【パラジウム相場】週末10日のNYパラジウム相場は、欧米株の下落や、原油安など引き続きリスクオフの流れとなった事が意識され売りが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス545.95ドル(-14.65ドル)と、続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤より軟調に推移。また、原油安や世界的に株安となるなど投資家のリスク回避姿勢が強まったほか、英国での欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票に対する不透明感も材料視され下げ幅を拡大した。途中、金の急反発を受けてプラチナ同様に買い戻される場面もあったが、売りが加速した原油相場や米国株、週末を前にした持ち高調整売りに押され、先週2日相場以来(およそ1週間ぶり)の安値に戻す展開となった。

国内のパラジウムは、引き続き売り地合いとなった週末のNY相場を映して軟調に推移。買取では1gあたり1,944円(-54円)と、大きく値を下げ続落となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

06/13   1944円 (-54円)

06/10   1998円 (-22円)

06/09   2020円 (+27円)

06/08   1993円 (-27円)

06/07   2020円 (+27円)

06/06   1993円 (+38円)

06/03   1955円 (-54円)

06/02   2009円 (-38円)

06/01   2047円 (+17円)

05/31   2030円 (+32円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,006円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1276.10ドル、パラジウムは543.90ドル、為替は1$106円14銭前後の値動きで推移しております。