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【金相場】週明け13日のNY金相場は、英国のEU離脱懸念による先行き不透明感や、引き続き世界的に株安となるなどリスクオフの流れが買い材料となり上伸。中心限月の8月限は1トロイオンス1286.90ドル(+11.00ドル)と、4営業日続伸し、中心終値では年初来高値水準の5月6日相場以来およそ5週間ぶりの高値で取引きを終了。この日の金相場は、先週末相場同様に英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を控え警戒感が強まる中、欧米をはじめ世界的な株安進行を背景に安全資産としての側面から買いを集め上昇した。また、14日・15日に開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、5月の米雇用統計が低調だったことを受けて、利上げが先送りされるとの観測が広がっている事も金買いを後押しし、一時1290ドル超まで上げ幅を拡大する場面もあった。途中、ドルの下げ渋りや利益確定売りから、やや上げ幅を縮小する場面もあったが、世界経済の先行き不安の広がりが金の買いを誘い、この日もプラス圏で取引きを終えた。中心8月限の値動きは、高値1290.30ドル、安値1275.20ドル、終値1286.90ドル。
国内の金相場は、週明けの海外相場では引き続き堅調地合いの流れとなったものの、円高の進行を受けて国内では上げを消化され横ばい。買取ベースでは1gあたり4,688円(±0円)と、前日比変わらずとなり、前日までの連続高が一服。およそ3週間ぶりの高値(5月24日相場来)水準で現在推移しております。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
06/14 4688円 (±0円)
06/13 4688円 (+25円)
06/10 4663円 (+20円)
06/09 4643円 (+58円)
06/08 4585円 (-18円)
06/07 4603円 (+7円)
06/06 4596円 (+49円)
06/03 4547円 (-26円)
06/02 4573円 (-67円)
06/01 4640円 (+12円)
直近10日間の金相場平均価格:4,623円/g
【パラジウム相場】週明け13日のNYパラジウム相場は、世界経済の先行き不透明感や原油安・株安を背景に売りが継続し小幅続落。中心限月の9月限は1トロイオンス545.85ドル(-0.10ドル)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ、3営業日続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った先週末相場の流れを引き継ぎ序盤は軟調に推移。一方、外為市場ではドル売りが進んだことによる割安感や、金・プラチナの上昇を好感し、パラジウムも一時プラス圏に浮上した。ただ、引き続き英国のEU離脱懸念から世界的に株安が進行するなど、リスクオフの流れが強まったほか、原油相場が値を下げた事も意識され、結局マイナス圏に沈下して取引きを終えた。中心9月限の値動きは、高値553.75ドル、安値536.10ドル、終値545.85ドル。
国内のパラジウムは、小幅ながら売りが継続したNY相場や円高要因から小安く推移。買取では1gあたり1,939円(-5円)と、ほぼ横ばいながら小幅に値を下げ、3営業日続落となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/14 1939円 (-5円)
06/13 1944円 (-54円)
06/10 1998円 (-22円)
06/09 2020円 (+27円)
06/08 1993円 (-27円)
06/07 2020円 (+27円)
06/06 1993円 (+38円)
06/03 1955円 (-54円)
06/02 2009円 (-38円)
06/01 2047円 (+17円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:1,992円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1283.45ドル、パラジウムは543.50ドル、為替は1$106円07銭前後の値動きで推移しております。