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《パラジウム相場》19日のNYパラジウムは3日続伸し、中心限月の8月物は838.60ドル(+15.95ドル)と、大きく値を伸ばし取引を終了。ウクライナ情勢の先行きが依然として不透明な事や、南アフリカの鉱山ストが労働賃金を巡り交渉が難航していると伝わり、供給への警戒感が再び強まった事で、パラジウムは買い進められた形に。また、金相場が前日比+41.40ドルと、1日の上げ幅では昨年9月以来およそ9カ月ぶりと、大きく上昇した事で貴金属全般が買われ、パラジウムは昨日に続き先週12日相場以来1週間ぶりの高値をつけこの日の取引を終了した。
国内のパラジウムも3日続伸。買取では2,911円(+22円)と、先週12日相場以来の高値を更新し、再び2,900円台へ価格をのせております。
今週5日間の国内パラジウムは、週明け16日は先週末に海外相場が長期化していた南アフリカの鉱山ストが、終息に向かい前進した事を背景に最近の高騰していた高値反動から売られ続落。国内相場も買取では2,867円(-22円)と、先週末(13日)に続き続落し、翌営業日の17日も値を下げた事で3日続落(2,835円:-32円)。先月19日相場と同額のおよそ1ヶ月ぶりの安値水準へ。翌18日は、前日まで3営業日値を下げた安値反動からパラジウムは買われ反発。国内では1gあたり+22円値を上げ、4営業日ぶりに反発。昨日19日もパラジウムは値を伸ばし続伸。最近の安値反動や、一旦の落ち着きをみせた鉱山ストが再び労働者賃金を巡り、先行き不透明感が強まった事で上伸し、海外相場では12日以来1週間ぶりの高値をつけ、国内でも2,889円(+32円)と、先週13日相場と同額まで値戻し。本日は金相場が、1日の上げ幅では昨年9月以来およそ9カ月ぶりと大きく上昇し、4月15日以来の高値まで上伸した事で、貴金属全般が連れ高となった事や、ウクライナや南ア問題を背景に、供給への警戒感が再び強まった事で、パラジウムは買われ上昇。海外では再び830ドルを超え、国内でも先週12日相場以来の高値を更新し、再び2,900円台へ価格をのせております。
5営業日では値を上げた日が3日(6/18・6/19・6/20)、下げた日が2日(6/16・6/17)となり、今週5営業日のパラジウム平均は2,871.8円と、先週5営業日平均(2,959.2円)に対し-87.4円(-2.9%)と、6週間ぶりに前週平均比でマイナスとなりました。
【今週5営業日 パラジウムの値動き(買取ベース)】
06/20 2,911円(+22円)
06/19 2,889円(+32円)
06/18 2,857円(+22円)
06/17 2,835円(-32円)
06/16 2,867円(-22円)
今週5日間のパラジウム平均相場:2,871.8円(買取)
12:30現在の金は1トロイオンス836.05ドル前後の値動きで推移しております。