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《金相場》19日のNY金相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)が低金利継続の方針を示した事を背景に大幅続伸。中心の8限月は1トロイオンス1314.10ドル(+41.40ドル)と、4月14日以来およそ2カ月ぶりの高値で取引を終了。1日の上げ幅では昨年9月以来およそ9カ月ぶりの上昇幅に。前日の市場はFOMC声明についてあまり反応がなかったものの、その後のFRBイエレン議長の発言が予想よりもタカ派寄りではなかった事が再び意識され、米の緩和的な金融政策が長引くとの見方が強まった事で、持ち高を調整する目的とした買いが入り、金相場は大きく上伸。また、節目の1300ドルを超えた事で、テクニカル要因の買いが入った事や、混迷しているイラク情勢や、ウクライナ情勢の先行き不安から、安全資産としての金を買う動きもあり、相場を押し上げた形に。
国内の金相場も続伸。買取ベースでは1gあたり4,605円(+120円)と、海外相場が大きく上昇した流れを受け一段高へ。買取では4月15日相場ぶりに4,600円台へ価格をのせており、同日以来およそ2ヶ月ぶりの高値を更新しました。
今週5営業日(16日~20日)の金の値動きは、値を上げた日が4日、下げた日が1日となり、週明けの16日はイラク情勢の緊迫化を背景に海外相場が上昇した流れを受け、国内の金も1gあたり+30円値を上げ続伸。翌営業日17日は、海外相場は地政学リスクの高まりから値を上げたものの、国内では為替が円高・ドル安に推移した事で4,467円(-24円)と反落。18日は海外相場が最近の値を上げた反動から利益確定売りが出た事や、米経済指標のCPIが市場予想を上回った事で、金相場を圧迫し値を下げたものの、国内では為替が円安に振れた事でgあたり+7円と小反発。昨日19日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて、様子見ムードが強く積極的な売買を手控える中、持ち高を調整する目的の買いが優勢となり海外相場が小反発。国内でも金は小幅に続伸し4,485円(+11円)。本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が、低金利継続の方針を示した事を背景に海外相場では1300ドルを超え、およそ2ヶ月ぶりの高値を更新。国内金相場も大きく値を伸ばし、4月15日相場来の高値をつけるなど一段高となり、同日ぶりに4,600円台へ価格をのせました。
5営業日の金平均は4,437円と、先週の5営業日平均(4404.4円)に対し1g+32.6円(+0.7%)と、4週間ぶりに前週比プラスとなりました。
【今週5営業日 金の値動き(買取ベース)】
06/20 4,605円 (+120円)
06/19 4,485円 (+11円)
06/18 4,474円 (+7円)
06/17 4,467円 (-24円)
06/16 4,491円 (+30円)
今週5日間の金平均相場:4,504.4円(買取)
10:55現在の金は1トロイオンス1312.85ドル前後の値動きで推移しております。