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【金相場】22日のNY金相場は、欧州連合(EU)離脱の是非を問う英国民投票を23日に控え、リスク回避目的で積み増してきた金の持ち高を中立方向に戻す目的の売りが出て小幅安に。中心限月の8月限は1トロイオンス1270.00ドル(-2.50ドル)と、小幅ながら4営業日続落し、2週間ぶり(8日相場来)の安値で取引きを終了。この日の金相場は、売りが優った前日までの流れを引き継ぎ序盤より軟調に推移。英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を翌日に控えて、EU残留派がリードしているとの世論調査結果が先週末から出始めると、市場では過度のEU離脱懸念が緩和し、リスク回避姿勢が一服。こうした中で、逃避需要から買い進められていた金商品は、この日も利益確定やポジション調整の売りに押され相場を圧迫した。ただ、離脱派が依然優勢との一部世論調査もあり、なお両派が拮抗(きっこう)していることから、売り一巡後は再び逃避目的としての買いが入ったほか、外為市場ではドル安・ユーロ高に伴う割安感から買われる場面も見られ、売り買いが交錯する展開となった。
国内の金相場は、引き続きリスクオフの後退からNY市場が売り優勢で推移した事を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,549円(-22円)と、3営業日続落となりました。
《本日までの6月の金相場価格推移(買取)》
06/23 4549円 (-22円)
06/22 4571円 (-49円)
06/21 4620円 (-15円)
06/20 4635円 (+21円)
06/17 4614円 (-90円)
06/16 4704円 (+24円)
06/15 4680円 (-8円)
06/14 4688円 (±0円)
06/13 4688円 (+25円)
06/10 4663円 (+20円)
06/09 4643円 (+58円)
06/08 4585円 (-18円)
06/07 4603円 (+7円)
06/06 4596円 (+49円)
06/03 4547円 (-26円)
06/02 4573円 (-67円)
06/01 4640円 (+12円)
6月現在の金相場平均価格:4,623円/g
【パラジウム相場】22日のNYパラジウム相場は、英国のEU離脱懸念の後退や、ドル安による割安感、このところの売り過剰感から買い進められ3営業日続伸。中心限月の9月限は1トロイオンス562.25ドル(+10.90ドル)と、月初来高値を上抜き、中心終値では5月18日相場以来およそ5週間ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優勢となった前日までの流れが一服し序盤は安寄りした。一方、英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票を翌日に控えて、EU残留派がリードしているとの世論調査結果によるリスクオンの流れが相場を支えたほか、外為市場ではドル安に振れた事が割安感につながり買い優勢に反転した。また、プラチナも同様に買われ上昇したのを好感されたほか、このところの売り過剰感による買い戻しも手伝って上げ幅を拡大したパラジウムは、終値ではおよそ5週間ぶりの高値に戻す展開となった。
国内のパラジウムは、海外相場が上げ幅を拡大した事を映して堅調に推移。買取では1gあたり1,966円(+27円)と、3営業日続伸し(3連日同額の上昇)、10日相場以来およそ2週間ぶりの高値に値戻しました。
《本日までの6月のパラジウム相場価格推移(買取)》
06/23 1966円 (+27円)
06/22 1939円 (+27円)
06/21 1912円 (+27円)
06/20 1885円 (-5円)
06/17 1890円 (-5円)
06/16 1895円 (±0円)
06/15 1895円 (-44円)
06/14 1939円 (-5円)
06/13 1944円 (-54円)
06/10 1998円 (-22円)
06/09 2020円 (+27円)
06/08 1993円 (-27円)
06/07 2020円 (+27円)
06/06 1993円 (+38円)
06/03 1955円 (-54円)
06/02 2009円 (-38円)
06/01 2047円 (-38円)
6月現在のパラジウム相場平均価格:1,959円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1266.55ドル、パラジウムは561.70ドル、為替は1$104円66銭前後の値動きで推移しております。