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2014年06月23日金は4日続伸↑パラジウムは高値反動から4営業日ぶりに反落↓

《金相場》先週末20日のNY金相場は、イラク情勢の緊迫化や、前日の大幅上昇の流れから3日続伸。中心の8月物は1トロイオンス1316.60ドル(+2.50ドル)で取引きを終了。イラク情勢の緊迫化や、ウクライナ問題を背景に、地政学リスクが意識され、リスクをヘッジする目的から金が買われた形に。また、先日行われた米連邦公開市場委員会(FOMC)で、FRBイエレン議長が利上げに対して慎重な姿勢を維持した事から、金相場の強材料となり、昨日の大幅上昇に対する利益確定売りの動きはあったものの、前日に続きプラス圏でこの日の取引を終了。(昨日の金相場は前営業日+40ドル超と、1日の上げ幅では昨年9月以来およそ9カ月ぶりの上昇幅を記録するなど急騰。)

【NY金相場 先週の値動き(16日~20日)】

6/16 1275.30ドル (+1.20ドル)

6/17 1272.00ドル (-3.30ドル)

6/18 1272.70ドル (+0.70ドル)

6/19 1314.10ドル (+41.40ドル)

6/20 1316.60ドル (+2.50ドル)

※先週末比:1トロイオンス+42.50ドル(+3.2%)

国内の金も海外相場を反映し続伸。買取ベースでは4,608円(前営業日比+3円)、と小幅に値を上げ4営業日続伸しました。前営業日(6月20日)にはgあたり+120円と急伸し、買取では4,600円台へ価格をのせ4月15日相場来およそ2ヶ月ぶりの高値を更新。海外相場が堅調に推移した事で、本日国内相場も小幅ながら値を伸ばしました。

 

 

《パラジウム相場》先週末20日のNYパラジウム相場は4営業日ぶりに反落。中心限月の9月物は1トロイオンス822.20ドル(-16.40ドル)。南アフリカの白金鉱山のストがようやく終焉に向かうとの観測が出た事や、前日まで3連日上昇していた高値反動から、利益確定を目的とする調整売りが出た事で4営業日ぶりに値を下げこの日の取引を終了。

【NYパラジウム相場 先週の値動き(16日~20日)】

6/16 809.35ドル (-3.25ドル)

6/17 816.70ドル (+7.35ドル)

6/18 822.65ドル (+5.95ドル)

6/19 838.60ドル (+15.95ドル)

6/20 822.20ドル (-16.40ドル)

※先週末比:1トロイオンス+9.60ドル(+1.1%)


国内のパラジウムも海外相場の流れを受け反落。買取では2,867円(-44円)と、最近の上昇を受けた反動から値を下げ4営業日ぶりに反落となりました。

 
現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1311.90ドル、パラジウムは819.85ドル、為替は1$102円03銭前後の値動きで推移しております。