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【金相場】12日のNY金相場は、原油相場の上昇や、世界的に株高が進むなど投資家心理の改善を受けた売りに押され4営業日続落。中心限月の8月限は1トロイオンス1335.30ドル(-21.30ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日の金相場は、前日までの売り地合いが継続し、序盤より軟調に推移した。また、キャメロン英首相の後継としてメイ内相の就任が決まったことで、英国の政局不安が後退。良好な雇用統計を受けて先週末から米国経済の先行き懸念も和らいでいるため、原油や、世界的に株高となるなどリスク資産が買われる一方、安全資産とされる金は相場を圧迫された。このほか、前週にはおよそ2年4カ月ぶりの高値を付けたこともあり、この日も利益確定の売りなどが出やすかった。
国内の金相場は、海外相場では引き続き売り優勢で引けるも、為替が円安に振れた事を受けて上伸。買取ベースでは1gあたり4,791円(+20円)と、3営業日続伸し上げ幅を拡大。ここ最近の高値を上抜いて、3月30日相場以来およそ3ヵ月半ぶりの高値となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
07/13 4791円 (+20円)
07/12 4771円 (+33円)
07/11 4738円 (+17円)
07/08 4721円 (-35円)
07/07 4756円 (+11円)
07/06 4745円 (-9円)
07/05 4754円 (+14円)
07/04 4740円 (+51円)
07/01 4689円 (+45円)
06/30 4644円 (+4円)
直近10日間の金相場平均価格:4,735円/g
【パラジウム相場】12日のNYパラジウム相場は、軟調となった金やプラチナ相場につられる場面も見られたが、原油や株式相場の上昇をはやして買いが継続した。中心限月の9月限は1トロイオンス628.95ドル(+3.20ドル)と、5営業日続伸し、中心終値では年初来高値を上抜いて、2015年11月3日相場(644.00ドル)以来およそ8ヶ月半ぶりの高値を付けて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの連騰に対する利益確定売りから、序盤は軟調に推移した。また、リスクオンの流れを受けて金の売りが加速したほか、前日に年初来高値を更新していた反動からプラチナも売りに反転したことが意識され、パラジウムも相場を圧迫された。一方、原油高や、日欧米など世界的に株価が上昇し、投資家の過度な警戒感が緩和。リスク選好地合いが強まる中で、パラジウムも下げ幅を縮小し、相場は次第にプラス圏に反転した。なお、この日の貴金属市場では唯一のプラス推移となっており、一代高値(2015年11月3日相場以来およそ8ヶ月半ぶり)を更新する展開となった。
国内のパラジウムは、年初来高値となったNY相場高や円安要因から上伸。買取では1gあたり2,198円(+60円)と、3営業日続伸し、パラジウムは5月12日相場以来およそ2ヵ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/13 2198円 (+60円)
07/12 2138円 (+48円)
07/11 2090円 (+27円)
07/08 2063円 (±0円)
07/07 2063円 (+6円)
07/06 2057円 (-44円)
07/05 2101円 (±0円)
07/04 2101円 (+33円)
07/01 2068円 (+48円)
06/30 2020円 (+49円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,090円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:10現在の金相場は1トロイオンス1337.20ドル、パラジウムは628.55ドル、為替は1$104円08銭前後の値動きで推移しております。