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【金相場】週明け18日のNY金相場は、全体的に薄商いとなった中、ドルがユーロに対して下落したことで割安感が意識され買いが優勢に。中心限月の8月は1トロイオンス1329.30ドル(+1.90ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。前週末15日に発生したトルコ軍の一部勢力によるクーデターが未遂に終わったことで、週明けは買いは続かず上昇分を消化してスタート。また、この日は米主要経済指標の発表が無く新規材料に乏しい中、金相場は狭いレンジで推移。外為市場ではドルがユーロに対して軟調となったことにより割安感が生じたことから、金相場はプラス圏に浮上した。ただ、上げ局面では利益確定の売りなどが出たため、相場の上値は抑えられた。
連休明けの国内金相場は、堅調地合いが継続し上伸。買取ベースでは1gあたり4,839円(+14円)と、直近では最長の6営業日続伸。連日で月初来高値を付け、前営業日同様に3月17日相場以来およそ4ヵ月ぶりの高値継続となりました。
《7月現在の金相場価格推移(買取)》
07/19 4839円 (+14円)
07/15 4825円 (+14円)
07/14 4811円 (+20円)
07/13 4791円 (+20円)
07/12 4771円 (+33円)
07/11 4738円 (+17円)
07/08 4721円 (-35円)
07/07 4756円 (+11円)
07/06 4745円 (-9円)
07/05 4754円 (+14円)
07/04 4740円 (+51円)
07/01 4689円 (+45円)
7月の金相場平均価格:4,765円/g
【パラジウム相場】週明け18日のNYパラジウム相場は、前週末15日に発生したトルコのクーデターが未遂に終わった事から買い戻しが強まるも、原油安が意識されたほか利益確定売りに押され小幅安に。中心限月の9月限は1トロイオンス646.05ドル(-1.35ドル)と、小幅ながら値を下げ続伸して取引きを終了。前週末15日にトルコにてクーデターの報が伝わると、地政学リスクの高まりが意識され一旦は売りが進んだ。ただ、トルコ政府はクーデターに協力した疑いがある兵士ら6000人を拘束、国家機能と経済は掌握していると表明し、クーデターは未遂となった事から相場は買い戻しが強まり上昇に反転した。一方で、金やプラチナが売りに反転したほか、原油の軟調さが意識され買いは続かず相場は次第にマイナス圏に沈下。ドル安を受けた割安感から一時的に買いが優るも、売りが進んだ原油相場や、このところの急伸に対する利益確定売りに押され、結局マイナス圏で取引きを終えた。
連休明けの国内パラジウムは、売りが優った海外相場の値動きを映して軟調に推移。買取では1gあたり2,295円(-5円)と、小幅ながら値を下げ、このところの連騰が一服。8営業日ぶりにマイナス推移となりました。
《7月現在のパラジウム相場価格推移(買取)》
07/19 2295円 (-5円)
07/15 2300円 (+37円)
07/14 2263円 (+65円)
07/13 2198円 (+60円)
07/12 2138円 (+48円)
07/11 2090円 (+27円)
07/08 2063円 (±0円)
07/07 2063円 (+6円)
07/06 2057円 (-44円)
07/05 2101円 (±0円)
07/04 2101円 (+33円)
07/01 2068円 (+48円)
7月のパラジウム相場平均価格:2,145円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:25現在の金相場は1トロイオンス1330.65ドル、パラジウムは645.30ドル、為替は1$105円85銭前後の値動きで推移しております。