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《金相場》先週末27日のNY金相場は小幅に値を上げ反発。中心の8月物は1トロイオンス1320.00ドル(+3.00ドル)で取引を終了。為替相場のドルが軟調に推移した事を背景に、ドル建ての金相場は相対的な割安感から買われた事や、依然としてイラクやウクライナをめぐる地政学リスクに対する懸念も根強く、安全資産とされる金の下支え要因となった模様。ただ、週末を前に目先の利益を確定する目的の売りも出やすかった事で、売り買いが交錯する中プラス圏でこの日の取引を終了した。
【NY金相場 先週の値動き(23日~27日)】
6/23 1318.40ドル (+1.80ドル)
6/24 1321.30ドル (+2.90ドル)
6/25 1322.60ドル (+1.30ドル)
6/26 1317.00ドル (-5.60ドル)
6/27 1320.00ドル (-5.60ドル)
※先週末比:1トロイオンス+3.40ドル(+0.2%)
国内の金は為替が円高・ドル安に振れた事で3営業日続落し、買取では4,576円(-19円)となっております。
《パラジウム相場》先週末27日のNYパラジウムは堅調に推移し5日続伸。中心限月9月物は1トロイオンス842.85ドル(+7.05ドル)と、11日以来およそ2週間ぶりの高値を更新。供給不足への警戒感から直近では最長となる5連日上昇。再び高値圏まで値を伸ばしているパラジウムは、節目となる840ドルを超えてこの日の取引を終了した。節目となる840ドルを超えた事で更に上値を伸ばす可能性はあるものの、週間では全日上昇するなど高値反動から、調整売りが出る場合も。
【NYパラジウム相場 先週の値動き(23日~27日)】
6/23 822.65ドル (+0.45ドル)
6/24 830.40ドル (+7.75ドル)
6/25 833.25ドル (+2.85ドル)
6/26 835.80ドル (+2.55ドル)
6/27 842.85ドル (+7.05ドル)
※先週末比:1トロイオンス+20.65ドル(+2.4%)
国内のパラジウムも堅調に推移し4営業日続伸。買取では1gあたり2,916円(+11円)と、前営業日の上げ幅と同額の上げ幅を示し、4連日上昇と強気で推移。4日連続高は3月31日~4月3日相場以来3ヶ月ぶりとなっており、4日間の上げ幅ではg+54円と、率では+1.8%上伸。
現在、地金相場は地政学リスクや、世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金は1トロイオンス1315.60ドル、パラジウムは843.90ドル、為替は1$101円30銭前後の値動きで推移しております。