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【金相場】3日のNY金相場は、前日におよそ2年5カ月ぶりの高値を付けていたこともあって利益確定売りが出やすかったほか、ドル高に相場を圧迫され軟調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1364.70ドル(-7.90ドル)と、連騰が一服し、7営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日の金相場は、前日までの買い過剰感から序盤より売りが先行した。また、7月のADP全米雇用リポートで、前月比+17.9万人と雇用者数の順調な拡大が確認されたことから、為替市場ではドル主要通貨に対して上昇。ドル建ての金商品は割高感に押され相場を圧迫された。一方、今晩予定されている金融政策委員会で、イングランド銀行(英中央銀行)が、政策金利を引き下げるのではとの観測が相場の下支えとなり、下値は限定的となった。
国内の金相場は、このところの高値反動から利益確定売りに押された海外相場安を映して軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,733円(-17円)と、2営業日続落し、売り地合いが継続となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
08/04 4733円 (-17円)
08/03 4750円 (-9円)
08/02 4759円 (+10円)
08/01 4749円 (-50円)
07/29 4799円 (-19円)
07/28 4818円 (+64円)
07/27 4754円 (-16円)
07/26 4770円 (-59円)
07/25 4829円 (-8円)
07/22 4837円 (+10円)
直近10日間の金相場平均価格:4,780円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、連日の高値更新に対する利益確定売りが出たほか、ドル高に押され相場を圧迫。中心限月の9月限は1トロイオンス713.85ドル(-3.85ドル)と、4営業日ぶりに値を下げ、前日に付けたおよそ1年2ヶ月ぶりの高値から一服して取引きを終了。この日のパラジウムは、上値追いとなった前日までの高値反動から序盤より小安く推移。また、米民間雇用サービス会社が発表した7月のADP全米雇用リポートでは、雇用者数の順調な増加を示した事から外為市場ではドルが上昇し、ドル建てのパラジウムは他貴金属同様に売りが広がり下げ幅を拡大した。一方、売り一巡後は、原油や株式相場の切り返しや、プラチナの持ち直しを眺めて、パラジウムも下げ幅を縮小するも、結局ドル高の加速に押され、この日はマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、NY市場では小幅に値を落としたものの、円安要因や引け後の戻りを受けて上昇。買取では1gあたり2,441円(+6円)と、小幅ながら反発し、本日はプラス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/04 2441円 (+6円)
08/03 2435円 (-49円)
08/02 2484円 (+32円)
08/01 2452円 (-10円)
07/29 2462円 (-22円)
07/28 2484円 (+32円)
07/27 2452円 (+6円)
07/26 2446円 (-6円)
07/25 2452円 (+11円)
07/22 2441円 (+22円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,455円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1359.60ドル、パラジウムは714.05ドル、為替は1$101円01銭前後の値動きで推移しております。