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2014年07月04日金相場ー今週5営業日の値動き

3日のNY金相場は、良好だった米の経済指標を背景に5営業日ぶりに値を下げ反落。中心の8月物は1トロイオンス1320.60ドル(-10.30ドル)で取引きを終了。この日発表された米の6月雇用統計が市場予想を大きく上回った事や、失業率も改善された内容だった事で、外国為替市場でドルが急伸。このため、ドル建ての金相場は相対的な割高感からも売り優勢の展開となり下落。また、最近の上昇した高値反動から、利益確定目的の売りが出た事も相場を圧迫した要因に。相場は一時1309ドル台まで値を下げる場面もあったものの、取引終盤には4日からの独立記念日の連休を控えた持ち高調整の買いが入り下げ渋る展開となった。


国内の金相場も本日小幅に値を下げ反落。買取ベースでは1gあたり4,626円(-7円)と、海外相場を反映し4営業日ぶりに値を下げました。


今週5営業日(30日~4日)の金の値動きは、値を上げた日が3日(1日・2日・3日)、下げた日が2日(30日・4日)となり、週明けの30日は国内の金は為替が円高・ドル安に振れた事で先週末に続いて3日続落。翌営業日1日は、前日の海外相場で月末・半期末から持ち高を調整する目的や、為替がドル安で推移した事から代替え資産として金は買われ続伸。国内相場でも4営業日ぶりに反発し、買取では4,614円(+38円)と、1週間ぶりの高値まで値戻し再び4,600円台へ上伸。翌2日も地政学リスクの高まりを背景に海外相場が買い優勢となり3日続伸した事を受け、国内の金も小幅ながら値を上げ続伸。買取では4,622円と、4月15日相場以来およそ2カ月半ぶりの高値まで上伸。昨日3日は米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が低金利の継続を改めて示した事で米国の緩和的な金融政策が長期化するとの期待を背景とした買いが入った事や、世界最大の金上場投資信託(ETF)の金保有高が大きく増加し、金相場に投資資金流入への期待感が高まった事を受け4日続伸。国内の金も堅調に推移し、買取では1gあたり4,633円(+11円)と3日続伸しました。本日は海外の金相場が良好だった米の経済指標を背景に売りが出た事や、最近の上昇による利益確定を目的として売られた事で5営業日ぶりに反落。国内も海外相場を反映し小幅に値を下げ、買取では4,626円(-7円)と、4営業日ぶりに値を下げました。

5営業日の金平均は4614.2円と、先週の5営業日平均(4606.2円)に対し1g+8円(+0.1%)と、前週に続き3週連続で前週平均比でプラスとなっております。

【今週5営業日 金の値動き(買取ベース)】

07/04 4,626円 (-7円)

07/03 4,633円 (+11円)

07/02 4,622円 (+8円)

07/01 4,614円 (+38円)

06/30 4,576円 (-19円)

 
今週5日間の金平均相場:4,614.2円(買取)

 

12:40現在の金は1トロイオンス1319.75ドル前後の値動きで推移しております。