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3日のNYパラジウム相場は9営業日続伸。中心限月の9月物は1トロイオンス861.90ドル(+4.50ドル)と、先月11日につけた3年3ヶ月ぶりの高値(860.15ドル)を上抜いて再び高値を更新。依然として供給懸念が強く意識され前日に続きプラス圏でこの日の取引きも終了した。この日発表された米の雇用統計を受けて、労働市場の改善や米・中の景気拡大傾向を背景に、需要が更に拡大するとの観測からパラジウムは大きく買い進められ、一時867ドル超と再び過去13年来の高値水準をつける場面もあったが、米の独立記念日を含む3連休を前に持ち高を調整する動きから上値は抑えられた形に。
国内のパラジウムも値を伸ばし8営業日続伸。買取では2,992円(+17円)と、年初来では先月12日につけた高値(買取:3,002円)に次ぐ価格となり、価格水準を一段切り上げ再び3,000円圏内へ上伸。値を上げた8日間の上げ幅はg+130円と、率では(+4.3%)。
今週5日間の国内パラジウムは、先週の上昇の流れを受け全日連続高で推移。週明け30日は先週末の海外相場の上昇を受け、国内では4営業日続伸。買取では1gあたり2,916円(+11円)。翌1日は海外相場で、先日終了したばかりの南アの白金鉱山ストが再開するとの警戒感が伝わり、生産の再開に混乱をもたらすとの懸念から買われ6営業日続伸。国内でも堅調に値を伸ばし、買取では2,927円(+11円)と、3連日で同額の上げ幅となり、5日続伸と強気で推移。2日は海外パラジウム相場が需供逼迫の警戒感から大きく値を伸ばし7日続伸し、11日につけた3年3ヶ月ぶりの高値(860.15ドル)以来の水準に上伸。鉱山労働者のストが終結したばかりの南アフリカで、金属労働者組合(NUMSA)が新たにスト入りするなど労働争議が続いている事や、米やアジア圏の製造業購買担当者景気指数(PMI)が拡大した事で、需要増加が見込まれるとの観測からパラジウムは再び最高値水準まで上伸。海外相場では再び1トロイオンス860ドル圏内まで上昇した事で、国内のパラジウムも大きく値を上げて6日続伸(買取:2,965円/+38円)。昨日もパラジウムは強気で推移し、海外では8日続伸。前日に続き先月11日につけた直近高値(3年3ヶ月ぶり:860.15ドル)に次ぐ857.40ドルをつけ取引を終了。国内のパラジウムも7日続伸し、直近では最長の連続高となる7営業日連続高へ。6月12日相場(3,002円)・6月11日相場(2,986円)に次いで年初来では3番目の高値まで上昇し直近では一段高を記録。本日は海外相場で先月つけた直近の高値(860.15ドル)を上抜き、1トロイオンス861.90ドルと高騰し一段高となった事を受けて、国内でも8日続伸。買取では2,992円(+17円)と、年初来の高値(6/12相場:3,002円)に次ぐ価格となり、再び3,000円圏内まで上伸しました。
5営業日ではパラジウムは全日値を上げており、今週5営業日のパラジウム平均は2,955円と、先週5営業日平均(2,882.4円)に対し+72.6円(+2.4%)と、今週は前週に続き2週連続で平均比プラスとなりました。
【今週5営業日 パラジウムの値動き(買取ベース)】
07/04 2,992円 (+17円)
07/03 2,975円 (+10円)
07/02 2,965円 (+38円)
07/01 2,927円 (+11円)
06/30 2,916円 (+11円)
今週5日間のパラジウム平均相場:2,955円(買取)
14:25現在のパラジウムは1トロイオンス857.80ドル前後の値動きで推移しております。