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【金相場】週明け29日のNY金相場は、前週までの売り一巡から、この日は値ごろ感からの買いが優勢となり上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1327.10ドル(+1.20ドル)と、小幅ながら値を上げ続伸して取引きを終了。この日の金相場は、先週末のジャクソンホール会合での、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言が意識され、外為市場ではドルが全面高となる中、序盤は売りに押され安寄りした。また、発表された米国の7月個人所得、個人消費支出の増加を好感して、米国株も堅調に推移した事から金は相場を圧迫されるも、売り一巡後は値ごろ感から買い戻しが活発化し相場は反転。ドル高の一服も割高感を緩和し、取引終盤にかけてプラス圏に浮上した。
国内の金相場は、小幅ながら上値追いの展開となったNY相場を映して上昇。買取ベースでは1gあたり4,648円(+10
円)と続伸し、19日相場ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
08/30 4648円 (+10円)
08/29 4638円 (+58円)
08/26 4580円 (-15円)
08/25 4595円 (-37円)
08/24 4632円 (+8円)
08/23 4624円 (-12円)
08/22 4636円 (-24円)
08/19 4660円 (+3円)
08/18 4657円 (-7円)
08/17 4664円 (-14円)
直近10日間の金相場平均価格:4,633円/g
【パラジウム相場】週明け29日のNYパラジウム相場は、良好な内容となった米国経済指標や株高、ドル高一服を受けて買いが継続。中心限月の9月限は1トロイオンス697.30ドル(+5.15ドル)と、3営業日続伸して取引きを終了。この日のパラジウムは、先週末のイエレンFRB議長の講演発言をキッカケに、ドル高が進んだ事による割高感に相場を圧迫され序盤は売りが先行した。また、原油安や他貴金属の値動きを眺めて、パラジウムもやや軟調となった。しかしその後は、値ごろ感から買い戻しが入ったほか、発表された米国の経済指標(7月個人所得、個人消費支出)が良好な内容となった事を好感して、米国株も堅調に推移した事が材料視されプラス圏に浮上。その後、ドル高の一服や、金・プラチナの上昇も相場の追い風となり、引けにかけて上げ幅を拡大した。
国内のパラジウムは、引き続き堅調地合いとなったNY相場を受けて上げ幅を拡大。買取では1gあたり2,403円(+32円)と、3営業日続伸し、先週22日相場以来およそ1週間ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
08/30 2403円 (+32円)
08/29 2371円 (+27円)
08/26 2344円 (+17円)
08/25 2327円 (-49円)
08/24 2376円 (+27円)
08/23 2349円 (-54円)
08/22 2403円 (+5円)
08/19 2398円 (+44円)
08/18 2354円 (-27円)
08/17 2381円 (+5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,368円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1325.45ドル、パラジウムは699.20ドル、為替は1$102円19銭前後の値動きで推移しております。