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【金相場】31日のNY金相場は、堅調な米雇用関連指標の発表を受けドル高が進む中、割高感に相場を圧迫され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1311.40ドル(-5.10ドル)と、売り優勢で取引きを終了。この日の金相場は、発表された米国の8月ADP全米雇用報告(民間雇用者数)が予想をやや上回る増加となり、7月分も上方修正されたことを好感したドル買いに相場を圧迫され、序盤より売りが先行した。また、週末に発表される雇用統計も堅調な内容になるのではないかとの見方が強まった事で、金は軟調となり下げ幅を拡大した。ただその後は、発表された8月シカゴ購買部協会景気指数が予想以上に低下したことで、金はいったん買い戻しに反転。安値拾いの買いもあって、昼ごろからは小幅な値動きとなり下げ幅を縮小する展開となった。市場関係者は追加利上げ時期に関する手掛かりを得たいとの思惑から、週末に発表される米雇用統計に注目している。
国内の金相場は、値を下げたNY相場を映し押されるも、円安の進行から上昇し反発。買取ベースでは1gあたり4,657円(+10円)と、ここ最近の高値を抜いて、先月19日相場以来およそ2週間ぶりの高値回復となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
09/01 4657円 (+10円)
08/31 4647円 (-1円)
08/30 4648円 (+10円)
08/29 4638円 (+58円)
08/26 4580円 (-15円)
08/25 4595円 (-37円)
08/24 4632円 (+8円)
08/23 4624円 (-12円)
08/22 4636円 (-24円)
08/19 4660円 (+3円)
直近10日間の金相場平均価格:4,632円/g
【パラジウム相場】31日のNYパラジウム相場は、ドルの上昇に伴う割高感や、原油や株式相場の下落が重しとなり続落。中心限月の12月限は1トロイオンス669.95ドル(-8.25ドル)と、売りが優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、前日の下げに対する反動や、ドル買いが一服した事もあって、序盤は安値拾いの買いが入り上昇した。一方、発表された米国の8月ADP全米雇用報告(民間雇用者数)が、予想を上回る増加となり、7月分も上方修正されたことからドル買いが再燃。ドル建てのパラジウムは、他貴金属同様に相場を圧迫され売りに反転した。その後も、原油相場や株式相場の軟調さが意識され相場の下押し要因となった。ただ、発表された8月シカゴ購買部協会景気指数が予想以上に低下した事でドル買いの勢いが緩まり、その後はやや下げ幅を縮小する展開となった。
国内のパラジウムは、売りが勝ったNY相場を映して続落。買取では1gあたり2,354円(-11円)と、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/01 2354円 (-11円)
08/31 2365円 (-38円)
08/30 2403円 (+32円)
08/29 2371円 (+27円)
08/26 2344円 (+17円)
08/25 2327円 (-49円)
08/24 2376円 (+27円)
08/23 2349円 (-54円)
08/22 2403円 (+5円)
08/19 2398円 (+44円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,369円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:30現在の金相場は1トロイオンス1313.45ドル、パラジウムは677.20ドル、為替は1$103円12銭前後の値動きで推移しております。