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【金相場】週末2日のNY金相場は、低調な米雇用統計の発表を受けて買いが強まり続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1326.70ドル(+9.60ドル)と、プラス圏で取引きを終了。この日の金相場は、米国の8月雇用統計の発表に向けた警戒感から序盤は売りが先行し小安く推移した。その後、米労働省が発表した雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比15万1000人増にとどまり、市場予想の18万人増を大きく下回り低調な内容となった。これを受けて、市場では9月の利上げ観測が後退。先週から連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長や、フィッシャー副議長が早期利上げに前向きな発言を行っていたこともあり、金は警戒感が和らぎ急激に買い戻される展開となった。このほか、外為市場ではドルがユーロなどに対して軟調となった事もプラス要因となり、この日も買い優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、買いが優った週末のNY相場を映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,728円(+54円)と、3営業日続伸し4,700円台へ回復。連日で直近高値を上抜き、先月5日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値に値戻しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
09/05 4728円 (+54円)
09/02 4674円 (+17円)
09/01 4657円 (+10円)
08/31 4647円 (-1円)
08/30 4648円 (+10円)
08/29 4638円 (+58円)
08/26 4580円 (-15円)
08/25 4595円 (-37円)
08/24 4632円 (+8円)
08/23 4624円 (-12円)
直近10日間の金相場平均価格:4,642円/g
【パラジウム相場】週末2日のNYパラジウム相場は、低調な内容となった米雇用関連指数を受けたドル安の進行が支援材料となり上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス673.55ドル(+11.85ドル)と、4営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日のパラジウムは、間もなく発表される米雇用統計を前に様子ムードが広がる中、序盤は前日終値を挟むなど小動きな展開となった。その後、発表された米雇用統計では非農業部門の雇用者数の伸びが15万1000人と市場予想を下回り、失業率も4.9%と冴えない内容となった事から、高まっていた9月の利上げ観測が後退。加えて、外為市場ではドル安に振れた事も割安感につながり、パラジウムは他貴金属同様に買いが活発化した。その後、一旦ドルが戻した場面では、やや上値を抑えられるも、原油高の加速やプラチナの上げ幅拡大で、パラジウムも値を飛ばす展開となった。
国内のパラジウムは、大幅反発した週末のNY相場を映して上昇。買取では1gあたり2,371円(+44円)と、ここ最近の軟調地合いから持ち直し、4営業日ぶりにプラスに転じました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/05 2371円 (+44円)
09/02 2327円 (-27円)
09/01 2354円 (-11円)
08/31 2365円 (-38円)
08/30 2403円 (+32円)
08/29 2371円 (+27円)
08/26 2344円 (+17円)
08/25 2327円 (-49円)
08/24 2376円 (+27円)
08/23 2349円 (-54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,359円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:25現在の金相場は1トロイオンス1326.80ドル、パラジウムは679.05ドル、為替は1$103円96銭前後の値動きで推移しております。