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2014年07月09日金は軟調に推移し続落↓パラジウムは直近高値を上抜き、国内では再び13年3ヶ月ぶりの高値を更新。

《金相場》8日のNY金相場は様子見ムードが強い中、小幅に値を下げ3日続落。中心限月の8月物は1トロイオンス1316.50ドル(-0.50ドル)と、ほぼ横ばいながらマイナス圏でこの日の取引きを終了。取引き序盤は米の株価下落を受け、金に資金が流入し買いが優勢となるも、5月の米求人件数がほぼ7年ぶりの水準に増加した事が示されると、上げ幅を消しマイナス圏まで下落。その後は、地政学リスクを警戒した動きから下値を支える買いが入ったものの、9日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が公表される事で、様子見ムードが広がり前日終値水準のこう着商状となった。

国内の金も海外相場の流れから続落。買取りでは4,601円(-6円)と、小幅に値を下げ4日続落となりました。値を下げた4日間の下げ幅は1gあたり-32円と、率では-0.6%。7月に入って現在までの金相場の価格推移は1gあたり+25円(+0.5%)となっております。

【7月の本日までの金の価格推移】※買取ベース

07/09 4,601円 (-6円)

07/08 4,607円 (-18円)

07/07 4,625円 (-1円)

07/04 4,626円 (-7円)

07/03 4,633円 (+11円)

07/02 4,622円 (+8円)

07/01 4,614円 (+38円)

 

《パラジウム相場》8日のNYパラジウム相場は11営業日続伸。中心9月物は1トロイオンス872.90ドル(+3.95ドル)と、11日連続高で取引きを終了。この日は独のBMWグループ全体の6月単月及び累計の販売台数が過去最高を更新した事が好感され、買いが優勢の地合いに。供給への懸念から現在強気で推移しているパラジウムは、1トロイオンスあたり870ドルを超えるなど高騰中。前日に続き直近高値を上抜いて、価格水準を一段切り上げ高値圏で推移した。

国内のパラジウム相場は反発。買取では3,035円(+16円)と、先日7日につけた高値(3,024円)を上抜き、再び2001年4月3日相場以来およそ13年3ヶ月ぶりの高値を記録。海外相場が強気で推移している事を受けて、国内のパラジウムも堅調に推移し、買取では3連日で3,000円台で推移するなど一段高となっております。7月に入って現在までのパラジウム相場の価格推移は1gあたり+119円(+3.9%)の上伸。

【7月の本日までのパラジウム価格推移】※買取ベース

07/09 3,035円 (+16円)

07/08 3,019円 (-5円 )

07/07 3,024円 (+32円)

07/04 2,992円 (+17円)

07/03 2,975円 (+10円)

07/02 2,965円 (+38円)

07/01 2,927円 (+11円)


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1319.70ドル、パラジウムは873.40ドル、為替は1$101円54銭前後の値動きで推移しております。