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【金相場】連休明け6日のNY金相場は、低調な内容となった米経済指標を背景に早期利上げ観測が後退する中、ドル安の進行に伴う割安感から買いを集め急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス1354.00ドル(+27.30ドル)と、8月2日以降では最長の3営業日続伸し、中心終値では8月18日以来およそ3週間ぶりの高値で取引きを終了。この日発表の米国の8月ISM非製造業景況指数(総合)が6年半ぶりの低水準に落ち込み、8月労働市場情勢指数も予想外のマイナスとなったことから、米FRBの早期利上げ観測が後退して金の買いが活発化。また、外為市場ではドルが主要通貨に対して値を下げた事から、ドル建ての金商品に割安感が生じ相場は急騰。さらに、前週末に発表された冴えなかった米雇用統計も改めて意識され、金は大きく値を伸ばす展開となった。
国内の金相場は、海外相場では急伸したものの、円高の進行に押され上げ幅を消化。買取ベースでは1gあたり4,721円(-7円)と、小幅ながら値を落とし、5営業日ぶりにマイナスに転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
09/07 4721円 (-7円)
09/06 4728円 (±0円)
09/05 4728円 (+54円)
09/02 4674円 (+17円)
09/01 4657円 (+10円)
08/31 4647円 (-1円)
08/30 4648円 (+10円)
08/29 4638円 (+58円)
08/26 4580円 (-15円)
08/25 4595円 (-37円)
直近10日間の金相場平均価格:4,662円/g
【パラジウム相場】連休明け6日のNYパラジウム相場は、米ISM非製造業景気指数の大幅低下に伴うドル安の加速や、金・プラチナの急騰、原油高が追い風となり急伸。中心限月の12月限は1トロイオンス700.65ドル(+27.10ドル)と、中心終値では先月19日相場以来およそ3週間ぶりの高値となり、同日ぶりに700ドル台に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、原油相場の軟調さや、ドルの上昇に押され序盤は小安く推移した。一方、米サプライ管理協会(ISM)より発表された8月の非製造業景況指数は51.4と、前月の55.5から大きく低下。市場予想も下回り2010年10月以来の低水準となった事から、外為市場ではドルが対ユーロで急落。ドル建てのパラジウムは、他貴金属同様に割安感から買われ一気に上げ幅を拡大した。また、南ア通貨ランドの上昇や、原油相場の反発、プラチナの急騰(+4%高)、早期利上げの後退観測などが支援材料となり、パラジウムも値を飛ばす展開となった。
国内のパラジウムは、大幅高となったNY相場を映して上げ幅を拡大。買取では1gあたり2,398円(+22円)と、3営業日続伸し、2,400円圏内まで値戻す展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/07 2398円 (+22円)
09/06 2376円 (+5円)
09/05 2371円 (+44円)
09/02 2327円 (-27円)
09/01 2354円 (-11円)
08/31 2365円 (-38円)
08/30 2403円 (+32円)
08/29 2371円 (+27円)
08/26 2344円 (+17円)
08/25 2327円 (-49円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,361円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1351.50ドル、パラジウムは701.35ドル、為替は1$101円54銭前後の値動きで推移しております。