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2014年07月11日金相場-今週5営業日の値動き

《金相場》10日のNY金相場は、ポルトガルでの金融不安や米の株式相場の下落を背景に、安全資産として買われ続伸。中心限月の8月物は1トロイオンス1339.20(+14.90ドル)と、3月19日以来およそ4ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。

ポルトガル最大の上場銀行、バンコ・エスピリト・サント(BES)の親会社の損失隠し問題が表面化し、財務体質への警戒不安が強まり、欧米の株式相場が下落。リスク回避としての金買いが進み、この日の相場を大きく押し上げた。また、テクニカルな買いも金の支援材料となり、一時は1346.80ドルまで上昇するなど高騰。終値では3月19日相場以来およそ4ヶ月ぶりの高値をつけ、プラス圏でこの日の取引きを終了した。

国内の金相場は為替がドル安・円高に振れながらも続伸。買取りベースでは1gあたり4,654円(+19円)と、直近の高値を上抜き、3月18日相場(4,662円/g)以来およそ4ヶ月ぶりの高値を更新しております。


今週5営業日(7日~11日)の金の値動きは、値を上げた日が2日(10日・11日)、下げた日が3日(7日・8日・9日)となり、週明け7日の金相場は、前週末に発表された米の経済指標が良好な内容だった事を受け、市場では早期利上げ観測が広がり海外相場が反落。国内でも海外相場を反映し小幅(-1円)ながら値を下げ続落。翌営業日8日は、海外相場では前週末に引き続き、早期利上げ観測の強まりから相場を圧迫し金は続落。国内相場でも値を下げ3日続落し、買取では4,607円(-18円)と、7月では最安値圏まで下落。翌9日も海外相場がほぼ横ばいながら続落した事を受け、国内の金も4日続落と軟調に推移。買取では4,601円(-6円)と、前日に続き7月の安値を更新。昨日10日は海外相場が最近の値を下げた安値反動から買われたほか、外為市場でドル安・ユーロ高が進み、ドル建ての金相場に割安感が生じた事が金への強材料となり、4営業日ぶりにプラス圏に転じ反発。海外相場がプラスに転じた流れを受け国内でも反発し、買取では1gあたり4,635円(+34円)と、5営業日ぶりに反発。直近高値(7月3日相場:4,633円)を上抜き、4月15日相場以来およそ3ヶ月ぶりの高値まで上伸。本日はポルトガルでの金融不安や、米の株式相場の下落を背景に、安全資産として金は買われ続伸。NY金相場の中心限月終値としては3月19日以来およそ4ヶ月ぶりの高値で取引きを終了。国内でも海外相場の高騰を反映し、為替が円高・ドル安に振れながらも続伸。買取では4,654円(+19円)と、昨日つけた直近高値を上抜き、3月18日相場(4,662円/g)以来およそ4ヶ月ぶりの高値を更新しました。

5営業日では全日4,600円台で推移。平均では4624.4円と、先週の5営業日平均(4614.2円)に対し1g+10.2円(+0.2%)と、4週連続で前週平均比でプラスとなっております。値を上げた4週平均の上げ幅は1gあたり+220円と、率では+4.7%。

【今週5営業日 金の値動き(買取ベース)】

07/11 4,654円 (+19円)

07/10 4,635円 (+34円)

07/09 4,601円 (-6円)

07/08 4,607円 (-18円)

07/07 4,625円 (-1円)

今週5日間の金平均相場:4,624.4円(買取)

11:50現在の金は1トロイオンス1337.75ドル前後の値動きで推移しております。