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2014年07月14日国内金は3日続伸し高値圏で推移。パラジウムは3営業日ぶり反発↑

《金相場》先週末11日のNY金相場は反落。中心の8月物では1337.40ドル(-1.80ドル)と、小幅に値を下げ3営業日ぶりに反落した。

ポルトガルの大手銀バンコ・エスピリトサント(BES)の経営不安を受けた欧米の株価下落は一服。投資家心理の悪化に歯止めが掛かっため、安全資産としての金は前営業日までにおよそ4ヶ月ぶりの高値(3月19日相場来)をつけた反動から売りが優勢となり、3日ぶりにマイナス圏で取引を終了。一方、中東やウクライナ情勢の先行き不透明感も根強く、地政学リスクを意識した事で金を買う動きもあり、引き続き相場を下支えした形に。今週のNY金相場は先週末終値比1トロイオンス+16.80ドル(+1.25%)と、前週に続きプラスで越週。

【NY金相場 先週の値動き(7月7日~7月11日)】 

7/7 1317.00ドル (-3.60ドル)

7/8 1316.50ドル (-0.50ドル)

7/9 1324.30ドル (+7.80ドル)

7/10 1339.20ドル (+14.90ドル)

7/11 1337.40ドル (-1.80ドル) 

※先週末比:1トロイオンス+16.80ドル(+1.25%) 


国内の金相場は為替との兼ね合いから小幅に値を伸ばし3日続伸。買取りベースでは1gあたり4,659円(+5円)と、前営業日に続き3月18日相場(4,662円/g)以来およそ4ヶ月ぶりの高値を継続。7月に入り堅調に推移している金相場は、月初来よりgあたり+83円と、率では+1.7%の上伸となっております。

 

 

《パラジウム相場》先週末11日のNYパラジウム相場は続伸。中心の9限月は1トロイオンス875.30ドル(+1.70ドル)と、前日に続き2001年2月以来およそ13年5ヶ月ぶりの高値水準で推移。

依然として、供給不足が強く意識されている事に加え、大幅な需要増加が重なり儒供逼迫の懸念からプラス圏でこの日の取引を終了。また、ウクライナで政府軍と、親ロシア派の対立が再び激化。政府側に23人の死者を出した事や、前日に行われた空爆で武装勢力の50人余りが死亡するなど情勢不安が続いている。欧州連合(EU)はロシアに対する制裁リストに新たに11人を追加する決定をし、12日に氏名を公表すると報じられた事で、パラジウムは供給警戒から値を伸ばした形に。今週のNYパラジウムは先週末(3日相場)終値比1トロイオンス+13.40ドル(+1.5%)と、前週に続きプラスで越週した。

【NYパラジウム相場 先週の値動き(7月7日~7月11日)】

7/7 868.95ドル (+7.05ドル)

7/8 872.90ドル (+3.95ドル)

7/9 872.70ドル (-0.20ドル)

7/10 873.60ドル (+0.90ドル)

7/11 875.30ドル (+1.70ドル) 

※先週末比:1トロイオンス+13.40ドル(+1.5%) 

 
国内のパラジウムは小幅に値を上げ反発。買取では1gあたり3,029円(+5円)と、3営業日ぶりにプラスに転じました。先月末より上伸し、価格水準を切り上げているパラジウムは7月初来より本日までに1gあたり+113円(+3.7%)と、一段高で推移しております。


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:05現在の金は1トロイオンス1337.05ドル、パラジウムは873.30ドル、為替は1$101円38銭前後の値動きで推移しております。