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【金相場】28日のNY金相場は、ドルが主要通貨に対して強含んだ場面で売り押され続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1323.70ドル(-6.70ドル)と、売りが優勢で取引きを終了。米下院金融サービス委員会の公聴会でのイエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長による発言に注目が集まる中、取引序盤で進んだドル高に圧迫され金は軟調に推移した。一方、議会証言でイエレン議長は、今後の利上げペースに関しては「決まったタイムテーブルはない」と指摘、具体的な利上げ時期に言及しなかったことから、相場は徐々に買い戻される展開となり下げ幅を縮小。ただ、原油相場の上昇に伴い、米国株が上げ幅を広げた事から金は上値を抑えられ、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、海外相場では売りが継続したものの、時間外取引での戻りや、円安要因から上昇しプラス圏へ。買取ベースでは1gあたり4,601円(+12円)と、前日までの軟調地合いから持ち直し、3営業日ぶりに反発しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
09/29 4601円 (+12円)
09/28 4589円 (-24円)
09/27 4613円 (-30円)
09/26 4643円 (+1円)
09/23 4642円 (+34円)
09/21 4608円 (-6円)
09/20 4614円 (-14円)
09/16 4628円 (-46円)
09/15 4674円 (+9円)
09/14 4665円 (+17円)
直近10日間の金相場平均価格:4,628円/g
【パラジウム相場】28日のNYパラジウム相場は、原油相場の大幅高や株価上昇が意識され上げ幅を拡大。中心限月の12月限は1トロイオンス714.40ドル(+13.35ドル)と続伸し、中心終値では年初来高値を付けた8月10日相場以来およそ1ヶ月半ぶりの高値で取引きを終了。この日のパラジウムは、買いが優った前日相場に対する反動売りや、他貴金属の軟調さが意識された一方、ドル安による割安感から買われる場面もあって序盤は小動きな展開となった。その後、石油輸出国機構(OPEC)が、アルジェリアの首都アルジェで非公式会合を開き、8年ぶりの減産で合意したと伝わると、原油相場が一時6%強まで急騰。米国株もつられる形で上げ幅を広げると、パラジウムにも買いが入り急伸した。この日も他貴金属が売り継続となる中、パラジウムは堅調に推移し、およそ1ヶ月半ぶり(8月10日相場来)の高値となった。
国内のパラジウムは、上げ幅を拡大したNY相場を映して急伸。買取では1gあたり2,452円(+71円)と、2,400円台にのせ一段高へ。直近高値を上抜き、年初来高値を付けた8月2日相場以来およそ2ヶ月ぶりの高値となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
09/29 2452円 (+71円)
09/28 2381円 (+21円)
09/27 2360円 (-32円)
09/26 2392円 (+21円)
09/23 2371円 (+22円)
09/21 2349円 (-5円)
09/20 2354円 (+86円)
09/16 2268円 (-16円)
09/15 2284円 (+5円)
09/14 2279円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,349円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金相場は1トロイオンス1326.40ドル、パラジウムは720.05ドル、為替は1$101円36銭前後の値動きで推移しております。