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【金相場】4日のNY金相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の利上げが改めて意識されたほか、ドル高要因に圧迫され3営業日続落。中心限月の12月限は1トロイオンス1269.70ドル(-43.00ドル)と、大きく値を落とし、6月以降では初めて1300ドルを割り込んで取引きを終了。米リッチモンド連銀のラッカー総裁による利上げに前向きな発言を受けて、年内の利上げが観測が意識された事から、金の売りを誘い相場を圧迫。また、為替市場では、ドルが主要通貨に対して強い動きを示しており、割高感が強まったことも売り容易となり金は下げ幅を拡大した。途中、国際通貨基金(IMF)が4日に最新の経済見通しを発表し、米国を中心に先進国の成長率見通しを引き下げたほか、米国株の下落を受けて、やや持ち直す場面もあったが、今週末7日に発表される9月の米雇用統計を前にした様子見から、大きな買いにはつながらず、結局売り優勢で取引きを終えた。
国内の金相場は、大きく値を下げたNY相場安を映して大幅反落。買取ベースでは1gあたり4,497円(-100円)と、マイナスに転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
10/05 4497円 (-100円)
10/04 4597円 (+7円)
10/03 4590円 (-5円)
09/30 4595円 (-6円)
09/29 4601円 (+12円)
09/28 4589円 (-24円)
09/27 4613円 (-30円)
09/26 4643円 (+1円)
09/23 4642円 (+34円)
09/21 4608円 (-6円)
直近10日間の金相場平均価格:4,598円/g
【パラジウム相場】4日のNYパラジウム相場は、年内の利上げ観測の再燃や、ドル高に伴う割高感、このところの急騰に対する利益確定売りが進み続落。中心限月の12月限は1トロイオンス699.55ドル(-12.25ドル)と、先月26日相場以来およそ1週間ぶりの安値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日相場の流れを受けて、序盤より小安く推移した。また、米金融当局者の利上げを支持する発言が意識されたほか、外為市場ではドル買いが進んだ事による割高感も相場の圧迫要因となり、下げ幅を広げる展開となった。売り一巡後は、原油相場の動きを眺めて一時買い戻される場面もあったが、軟調に推移している他貴金属や、米国株の下落が重しとなり、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、売りが優ったNY相場を受けて軟調に推移。買取では1gあたり2,430円(-22円)と続落し、およそ1週間ぶりの安値に値戻す展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/05 2430円 (-22円)
10/04 2452円 (-32円)
10/03 2484円 (+38円)
09/30 2446円 (-6円)
09/29 2452円 (+71円)
09/28 2381円 (+21円)
09/27 2360円 (-32円)
09/26 2392円 (+21円)
09/23 2371円 (+22円)
09/21 2349円 (-5円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,412円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:10現在の金相場は1トロイオンス1274.65ドル、パラジウムは699.80ドル、為替は1$102円83銭前後の値動きで推移しております。