相場情報

毎日の地金や貴金属などの相場動向、世界情勢やマーケット市況などをご紹介。

相場情報

HOME > 相場情報

2016年10月14日海外相場の値動きや、円高の流れを受けて国内貴金属は揃って反落↓

【金相場】13日のNY金相場は、ドル安や、中国経済に対する不安の再燃から世界的に株価が下落したことが支援材料となり上昇。中心限月の12月限は1トロイオンス1257.60ドル(+3.80ドル)と、3営業日ぶりに反発して取引きを終了。この日の金相場は、前日引け後に発表されたFOMC議事要旨を受けて時間外取引きから買い戻しが強まり上昇した。また、ドル安の流れや、低調な中国貿易統計を背景に欧米株安となる中、リスク回避の流れが安全資産としての金を買う動きにつながり、上げ幅を拡大した。その後、発表された米週間失業保険申請件数が、予想を下回り良好な内容となった事で、やや売り戻される場面もあったが、引き続きドル安の流れや、米国株の軟調さが下支えとなり、この日はプラス圏で取引きを終えた。

国内の金相場は、NY市場では逃避需要から小幅高に振れるも、為替が円高に傾斜したことを受けて軟調に推移。買取ベースでは1gあたり4,497円(-10円)と、マイナスに転じ反落となりました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

10/14   4497円 (-10円)

10/13   4507円 (+34円)

10/12   4473円 (-26円)

10/11   4499円 (+1円)

10/07   4498円 (-32円)

10/06   4530円 (+33円)

10/05   4497円 (-100円)

10/04   4597円 (+7円)

10/03   4590円 (-5円)

09/30   4595円 (-6円)

直近10日間の金相場平均価格:4,528円/g


【パラジウム相場】13日のNYパラジウム相場は、低調な内容となった中国貿易統計や、欧米株価の下落が重しとなり反落。中心限月の12月限は1トロイオンス636.85ドル(-12.25ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日のパラジウムは、小幅高に振れた前日相場の流れを引き継ぎ、序盤は小高く推移した。その後、中国税関総署が発表した9月の貿易統計が輸出・輸入ともに低調な内容となった事を受け、同国経済の先行き不安が再燃。欧米株価が軟調に推移するなどリスク回避姿勢が強まる中、パラジウムはプラチナ同様に売られマイナス圏に反転した。途中、ドル安の加速を受けた安値拾いも見られたが、引き続き米国株の弱さが意識され、そのまま売り優勢で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、売りが優ったNY相場を映して反落。買取では1gあたり2,225円(-54円)と軟調に推移し、本日はマイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/14   2225円 (-54円)

10/13   2279円 (+22円)

10/12   2257円 (-17円)

10/11   2354円 (-17円)

10/07   2371円 (-27円)

10/06   2398円 (-32円)

10/05   2430円 (-22円)

10/04   2452円 (-32円)

10/03   2484円 (+38円)

09/30   2446円 (-6円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,370円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:00現在の金相場は1トロイオンス1258.60ドル、パラジウムは639.45ドル、為替は1$103円85銭前後の値動きで推移しております。