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2016年10月21日国内貴金属は前日相場同様に金を除いて軟調に推移↓

【金相場】20日のNY金相場は、発表された米国経済指標の結果を受けて売り買いが交錯する中、ドル高に相場を圧迫され小幅安に。中心限月の12月限は1トロイオンス1267.50ドル(-2.40ドル)と、4営業日ぶりに反落して取引きを終了。この日の金相場は、堅調となった前日までの流れを引き継ぎ序盤は買いが先行した。また、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数が、市場予想を上回ったことを受けて、安全資産とされる金は一時上げ幅を拡大。しかし、間もなく発表された10月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったほか、9月の中古住宅販売件数も良好な内容となった事から、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが強まり、相場を圧迫された金商品はマイナス圏に沈下した。

国内の金相場は、NY市場では4営業日ぶりに値を落としたものの、円の軟調さを受けて上伸。買取ベースでは1gあたり4,536円(+10円)と、3営業日続伸し、月初の4日相場以来およそ2週間半ぶりの高値に値戻しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

10/21   4536円 (+10円)

10/20   4526円 (+8円)

10/19   4518円 (+30円)

10/18   4488円 (-5円)

10/17   4493円 (-4円)

10/14   4497円 (-10円)

10/13   4507円 (+34円)

10/12   4473円 (-26円)

10/11   4499円 (+1円)

10/07   4498円 (-32円)

直近10日間の金相場平均価格:4,504円/g


【パラジウム相場】20日のNYパラジウム相場は、強弱まちまちとなった米国経済指標の結果を受けて売り買いが交錯する中、原油安や米国株の下落が意識されたほか、ドル高に押され相場を圧迫。中心限月の12月限は1トロイオンス632.85ドル(-2.65ドル)と、小幅ながら値を下げ続落して取引きを終了。この日のパラジウムは、売りが優った前日相場の反動買いや、ドルの値動きを眺めて序盤は堅調に推移した。また、米労働省が朝方に発表した最新週の新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことを受けて、パラジウムは他貴金属同様に買いが強まり一時640ドル超まで上昇した。その後、発表された10月のフィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想を上回ったほか、9月の中古住宅販売件数も良好な内容となった事から、外為市場ではドル買い・ユーロ売りが進行。加えて原油相場の下落や、米国株の軟調さが重しとなり、結局マイナス圏で取引きを終えた。

国内のパラジウムは、引き続き売り優勢地合いとなったNY相場を映して軟調に推移。買取では1gあたり2,219円(-11円)と、3連日同額を値下げ、4営業日続落。この日もマイナス圏での値動きとなりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

10/21   2219円 (-11円)

10/20   2230円 (-11円)

10/19   2241円 (-11円)

10/18   2252円 (-21円)

10/17   2273円 (+48円)

10/14   2225円 (-54円)

10/13   2279円 (+22円)

10/12   2257円 (-17円)

10/11   2354円 (-17円)

10/07   2371円 (-27円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,270円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。10:40現在の金相場は1トロイオンス1266.25ドル、パラジウムは627.80ドル、為替は1$104円12銭前後の値動きで推移しております。