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【金相場】26日のNY金相場は、米国の年内米利上げ観測が強まる中、ドル高の進行に相場を圧迫され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1266.60ドル(-7.00ドル)と、マイナスに転じて取引きを終了。この日の金相場は、買いが優った前日相場の流れを引き継ぎ序盤は小高く推移した。一方、前日におよそ3週間ぶり(3日相場来)の高値まで値を伸ばしていた事から利益確定売りが出やすかったほか、一部で年末の利上げに続き、米国は17年も2回利上げを実施する公算が大きいと伝わったことなどから、外為市場ではドル買いが進行。ドル建ての金商品は割高感に圧迫され、次第に売り優勢に反転した。途中、米国株が軟調となると、やや買い戻しの動きが見られるも、引き続きドル高が重しとなり、結局マイナス圏で取引きを終えた。
国内の金相場は、NY相場の軟調さを映すも円安の進行から下げを縮小し小幅安に。買取ベースでは1gあたり4,559円(-4円)と、ほぼ横ばい圏ながら小幅に値を下げ、前日までの上伸が一服。3営業日ぶりにマイナスに転じました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
10/27 4559円 (-4円)
10/26 4563円 (+23円)
10/25 4540円 (+8円)
10/24 4532円 (-4円)
10/21 4536円 (+10円)
10/20 4526円 (+8円)
10/19 4518円 (+30円)
10/18 4488円 (-5円)
10/17 4493円 (-4円)
10/14 4497円 (-10円)
直近10日間の金相場平均価格:4,525円/g
【パラジウム相場】26日のNYパラジウム相場は、前日までの上昇に対する利益確定売りが出たほか、米国の年内利上げ観測の強まりを受けたドル高に圧迫され反落。中心限月の12月限は1トロイオンス620.95ドル(-12.95ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。前日引け後にやや軟調となった後は、再度買い戻しが入り序盤はプラス圏で推移した。その後、年内利上げ観測の強まりから、外為市場ではドル買いが進むと割高感から相場を圧迫され売り優勢に反転。また、原油安や米国株の軟調さも材料視されマイナス圏に沈下した。途中、米国株が反発した事で買い戻される場面もあったが、前日までの上昇に対する利益確定売りが出やすかったほか、引き続きドル高基調が重しとなり、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
国内のパラジウムは、マイナスに転じたNY相場を映して軟調地合いが継続。買取では1gあたり2,203円(-22円)と続落し、マイナス圏での値動きとなりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
10/27 2203円 (-22円)
10/26 2225円 (-16円)
10/25 2241円 (+54円)
10/24 2187円 (-32円)
10/21 2219円 (-11円)
10/20 2230円 (-11円)
10/19 2241円 (-11円)
10/18 2252円 (-21円)
10/17 2273円 (+48円)
10/14 2225円 (-54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,230円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:40現在の金相場は1トロイオンス1268.60ドル、パラジウムは623.75ドル、為替は1$104円44銭前後の値動きで推移しております。