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【金相場】週明け31日のNY金相場は、新規取引材料に乏しく全体的に小動きな展開となる中、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を2日に控え、やや警戒感が広がり売りが優勢で推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1273.10ドル(-3.70ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、買いが優った前日相場の流れを引き継ぐも、ドルの戻りが重しとなり、序盤より売り買いが交錯し小動きな展開となった。その後、発表された米国の個人消費が増加するなど良好な内容となった事から、相場は次第に売り優勢で推移。ただ、米連邦捜査局(FBI)がヒラリー・クリントン前国務長官の私用メール問題について捜査を再開したとの前週末の報を受けて、大統領選の行方がやや不透明になっているほか、10月のシカゴ購買部協会景気指数が冴えない内容となった事を受け、再度買い戻しも入り下げ幅は限定的となった。2日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、市場では内容を見極めたいとした様子見から、積極的な商いは手控えられた。
国内の金相場は、マイナスに転じたNY相場を映して小幅安に。買取ベースでは1gあたり4,602円(-3円)と、前日の上昇分をそのまま戻し、3営業日ぶりに小反落。前日までの上伸が一服する展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/01 4602円 (-3円)
10/31 4605円 (+3円)
10/28 4602円 (+43円)
10/27 4559円 (-4円)
10/26 4563円 (+23円)
10/25 4540円 (+8円)
10/24 4532円 (-4円)
10/21 4536円 (+10円)
10/20 4526円 (+8円)
10/19 4518円 (+30円)
直近10日間の金相場平均価格:4,558円/g
【パラジウム相場】週明け31日のNYパラジウム相場は、1-2日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見ムードが広がる中、小幅に値を伸ばして取引きを終了。中心限月の12月限は1トロイオンス618.00ドル(+1.65ドル)と、続伸し、本日貴金属市場では唯一プラス圏で取引きを終えた。この日のパラジウムは、このところの安値反動から、前営業日相場同様に買い戻しの流れが強まり序盤より小高く推移した。その後、外為市場ではドル売りが一服すると割高感が生じたほか、原油安や他貴金属の軟調さも意識され上げ幅を縮小する展開となった。市場では2日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明が意識されており、内容を見極めたいとした様子見の広がりから積極的な売買は手控えられた。
国内のパラジウムは、小幅ながら値を伸ばしたNY相場を映して上昇。買取では1gあたり2,203円(+16円)と、5営業日ぶりに反発し、このところの連続安が一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/01 2203円 (+16円)
10/31 2187円 (-11円)
10/28 2198円 (-5円)
10/27 2203円 (-22円)
10/26 2225円 (-16円)
10/25 2241円 (+54円)
10/24 2187円 (-32円)
10/21 2219円 (-11円)
10/20 2230円 (-11円)
10/19 2241円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,213円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:20現在の金相場は1トロイオンス1279.40ドル、パラジウムは623.55ドル、為替は1$104円77銭前後の値動きで推移しております。