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2016年11月02日堅調となったNY相場を映して、国内貴金属は軒並み上昇↑

【金相場】1日のNY金相場は、FOMCの結果を待つ中、ドルが対ユーロで下落したことに伴う割安感などから買いを誘い急反発。中心限月の12月限は1トロイオンス1288.00ドル(+14.90ドル)と、中心終値では10月3日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日の金相場は、売りが優った前日への反動から買いが入りやすかったほか、大統領選が不透明感を増しているとの見方から、投資家のリスク回避姿勢が強まり、金は安全資産として買われ堅調に推移した。加えて、外国為替市場ではドルが対主要通貨で下落した事も、金にとっては追い風となり上げ幅を拡大。一時1290ドル超まで値を伸ばす場面もあった。途中、米サプライ管理協会が発表したISM製造業景況指数が、前月値・市場予想を共に上回り良好な内容となった事でやや上値を抑えられるも、米国株の軟調さが支えとなり、そのまま高値圏で引けた。この日から2日間の日程で開始された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げ見送りはほぼ確実とみられているが、12月の利上げに向けたシグナルを見極めたいとの思惑が強く、市場は翌日に発表されるFOMC声明に注目している。

国内の金相場は、堅調な値動きとなったNY相場を映して反発。買取ベースでは1gあたり4,610円(+8円)と、ここ最近の高値を上抜き、9月27日相場以来およそ5週間ぶりの高値に回復しました。

《直近10日間の金相場価格推移(買取)》

11/02   4610円 (+8円)

11/01   4602円 (-3円)

10/31   4605円 (+3円)

10/28   4602円 (+43円)

10/27   4559円 (-4円)

10/26   4563円 (+23円)

10/25   4540円 (+8円)

10/24   4532円 (-4円)

10/21   4536円 (+10円)

10/20   4526円 (+8円)

直近10日間の金相場平均価格:4,568円/g


【パラジウム相場】1日のNYパラジウム相場は、米大統領選への不透明感から投資家のリスク回避が強まるも、ドル安の流れや、他貴金属の堅調地合いに追随し上伸。中心限月の12月限は1トロイオンス634.10ドル(+16.10ドル)と、3営業日続伸し、中心終値では10月25日相場以来およそ2週間ぶりの高値に戻して取引きを終了。この日のパラジウムは、前日までの上昇基調を引き継ぎ序盤より買いが先行したほか、ドル安に伴う割安感も手伝って堅調に推移。一方、ヒラリー・クリントン前国務長官の私用メール問題をめぐり、連邦捜査局(FBI)が捜査を再開したとの報を受けて、8日に行われる大統領選の行方が一段と不透明になっているため、リスク回避の動きが活発化。株などが売られたほか、この日は原油相場も軟調となったが、金やプラチナなど他貴金属がおよそ1ヵ月ぶりの高値圏まで値を伸ばすなど、堅調に推移しているのに追随する形で上げ幅を拡大する展開となった。

国内のパラジウムは、上げ幅を拡大したNY相場を映して続伸。買取では1gあたり2,219円(+16円)と、前日と同額を伸ばし、10月26日相場ぶりの高値となりました。

《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》

11/02   2219円 (+16円)

11/01   2203円 (+16円)

10/31   2187円 (-11円)

10/28   2198円 (-5円)

10/27   2203円 (-22円)

10/26   2225円 (-16円)

10/25   2241円 (+54円)

10/24   2187円 (-32円)

10/21   2219円 (-11円)

10/20   2230円 (-11円)

直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,213円/g


現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。12:20現在の金相場は1トロイオンス1292.05ドル、パラジウムは632.55ドル、為替は1$103円71銭前後の値動きで推移しております。