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【金相場】3日のNY金相場は、前日の大幅高に対する利益確定売りに押されて軟調に推移。中心限月の12月限は1トロイオンス1303.30ドル(-4.90ドル)と、3営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日の金相場は、前日に1300ドル台まで戻し、およそ1ヵ月ぶりの高値まで急伸していた事から、目先の利益を確定する売りが出やすかったほか、公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受け、12月の追加利上げの可能性が改めて意識されたことも、相場の圧迫要因となり売りが先行した。ただ、その後は為替相場がドル売りに反転し、割安感が生じたことでじわじわと上昇。8日投開票の米大統領選の行方が依然不透明であることなどから、金は逃避目的としての買い支えもあって、次第に下げ幅を縮小する展開となった。市場の注目は翌4日発表の米雇用統計や8日の米大統領選に集まっている。
祝日明けの国内金相場は、2日・3日のNY相場の値動きを映して上伸。買取ベースでは1gあたり4,624円(+14円)と、連日で直近高値を上抜き、9月26日相場以来およそ1ヵ月半ぶりの高値を更新するなど上値追いの展開となりました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/04 4624円 (+14円)
11/02 4610円 (+8円)
11/01 4602円 (-3円)
10/31 4605円 (+3円)
10/28 4602円 (+43円)
10/27 4559円 (-4円)
10/26 4563円 (+23円)
10/25 4540円 (+8円)
10/24 4532円 (-4円)
10/21 4536円 (+10円)
直近10日間の金相場平均価格:4,568円/g
【パラジウム相場】3日のNYパラジウム相場は、前日までの連騰に対する利益確定売りや、原油安・株安の流れが重しとなりマイナス圏での値動きに。中心限月の12月限は1トロイオンス617.60ドル(-16.90ドル)と、5営業日ぶりに値を下げて取引きを終了。この日のパラジウムは、前日まで4日続伸するなど上伸していた反動から、序盤より利益確定売りに押されて軟調に推移した。また、ドルが対ユーロで買い戻されたことに伴う割高感に加え、前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受け、12月の追加利上げの可能性が改めて意識されたことも、相場の圧迫要因となった。その後、ドル買いの一服や金の戻りを眺めて、やや買い戻される場面もあったが、原油安や、米大統領選挙に対する不透明感から米国株が軟調となった事が重しとなり、そのままマイナス圏で取引きを終えた。
祝日明けの国内パラジウムは、2日・3日の海外相場の値動きや、為替要因から売り優勢となりマイナス圏での値動きに。買取では1gあたり2,160円(-59円)と、3営業日ぶりに値を下げ、前営業日までの上昇が一服する展開となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/04 2160円 (-59円)
11/02 2219円 (+16円)
11/01 2203円 (+16円)
10/31 2187円 (-11円)
10/28 2198円 (-5円)
10/27 2203円 (-22円)
10/26 2225円 (-16円)
10/25 2241円 (+54円)
10/24 2187円 (-32円)
10/21 2219円 (-11円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,204円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:45現在の金相場は1トロイオンス1302.55ドル、パラジウムは623.70ドル、為替は1$103円09銭前後の値動きで推移しております。