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【金相場】週明け7日のNY金相場は、米大統領選を巡る不透明感が後退し、これまでリスク回避目的で買われてきた金は売りが優り反落。中心限月の12月限は1トロイオンス1279.40ドル(-25.10ドル)と、大きく値を下げて取引きを終了。民主党候補のクリントン氏の私的メール問題でFBIが訴追しないとあらためて決定したことから、トランプ・リスクが大幅に後退。投資家のリスク選好意欲が回復したことから、これまで逃避目的として買いを集めていた金商品に売りが広がった。また、外国為替市場でドル買い・ユーロ売りが進んだほか、株高や、ここ最近の上昇に伴う利益確定売りも圧迫材料となり、金は冴えない展開となった。
国内の金相場は、週明けのNY相場が軟調となった事を映して、マイナス圏での値動きに。買取ベースでは1gあたり4,610円(-16円)と、連日の上値追いが一服し、4営業日ぶりに反落しました。
《直近10日間の金相場価格推移(買取)》
11/08 4610円 (-16円)
11/07 4626円 (+2円)
11/04 4624円 (+14円)
11/02 4610円 (+8円)
11/01 4602円 (-3円)
10/31 4605円 (+3円)
10/28 4602円 (+43円)
10/27 4559円 (-4円)
10/26 4563円 (+23円)
10/25 4540円 (+8円)
直近10日間の金相場平均価格:4,594円/g
【パラジウム相場】週明け7日のNYパラジウム相場は、リスク回避姿勢が後退する中、米国株の急騰や、このところの安値反動も手伝って大幅続伸。中心限月の12月限は1トロイオンス656.40ドル(+31.60ドル)と、10月10日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値に戻し、1日の上げ幅としては8月10日相場以来の大きさとなった。この日のパラジウムは、米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官の私用メール問題で再捜査していた連邦捜査局(FBI)のコミー長官は前日夕方、クリントン氏を訴追しない方針を表明。これを受けて、クリントン氏が勝利する公算が大きくなったとの観測が広がり、投資家のリスク選好意欲が回復する中、パラジウムはやや買いが強まり序盤より堅調に推移した。一方、金の軟調さや、ドル高が相場の重しとなったが、米国株の急騰につられたほか、原油高や、このところの安値推移による反動買いも入り、一気に上げ幅を拡大した。他貴金属がドル高に押され軟調となる中、この日は唯一プラス圏で取引きを終了。大きく値を上げたパラジウムは、1日の上げ幅としては8月10日相場(+32.05ドル)以来の大きさとなり、中心終値では10月10日相場以来(およそ1ヵ月ぶり)の高値となった。
国内のパラジウムは、急騰した週明けのNY相場高や円安の進行が重なり急伸。買取では1gあたり2,295円(+97円)と、上げ幅を拡大し、10月11日相場以来およそ1ヵ月ぶりの高値を更新。1日の上げ幅としては、3月2日相場(+103円)以来の大きさとなり、一段高となりました。
《直近10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
11/08 2295円 (+97円)
11/07 2198円 (+38円)
11/04 2160円 (-59円)
11/02 2219円 (+16円)
11/01 2203円 (+16円)
10/31 2187円 (-11円)
10/28 2198円 (-5円)
10/27 2203円 (-22円)
10/26 2225円 (-16円)
10/25 2241円 (+54円)
直近10日間のパラジウム相場平均価格:2,213円/g
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:30現在の金相場は1トロイオンス1285.35ドル、パラジウムは649.35ドル、為替は1$104円46銭前後の値動きで推移しております。