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《金相場》
先週末25日のNY金相場は、中東やウクライナ情勢の不透明感を警戒して週末を前に買い戻され、4営業日ぶりに反発。中心限月の8月物は1トロイオンス1303.30ドル(+12.5ドル)と、1日の上げ幅では17日相場以来の大きさとなるなど、再び1300ドルに値戻して取引きを終えた。前日24日は、世界の経済指標が良好な内容だった事を背景に金は売り込まれたが、この日は最近の安値反動から買い戻され上昇。また、ウクライナや、中東情勢など地政学リスクを意識した買いが入り、週末を前に持ち高調整から金は買われ、節目の1300ドルにのせて取引きを終了した。
先週(21日~25日)のNY金相場は、前週末(18日相場)終値比 1トロイオンス-6.1ドル(-0.4%)と、マイナスで越週。
【NY金相場 先週の値動き(7月21日~7月25日)】
7/21 1313.9ドル (+4.50ドル)
7/22 1306.3ドル (-7.60ドル)
7/23 1304.7ドル (-1.60ドル)
7/24 1290.8ドル (-13.90ドル)
7/25 1303.3ドル (+12.50ドル)
※前週末比:1トロイオンス-6.1ドル(-0.4%)
国内の金相場は先週末の海外相場の上昇を映して5営業日ぶりに反発。買取ベースでは1gあたり4,570円(+44円)と、22日相場以来およそ1週間ぶりの高値まで上昇しました。
《パラジウム相場》
先週末25日のNYパラジウム相場は反発。中心の9限月は1トロイオンス879.80ドル(+8.85ドル)と、最近値を下げ軟調に推移していた反動から買い戻され、6営業日ぶりにプラスに転じこの日の取引を終了した。今週(21日~25日)は貴金属全般が値を下げ軟調に推移し、パラジウムも5営業日続落していたが、この日は貴金属が揃って上昇し、パラジウムも6営業日ぶりに反発。最近下落した反動や、週末を前にウクライナ情勢への警戒感から、買いが優勢となりプラス圏でこの日の取り引きを終了した。
先週(21日~25日)のNYパラジウム相場は、前週末終値比1トロイオンス-1.7ドル(-0.1%)と、6週間ぶりにマイナスで越週。
【NYパラジウム相場 先週の値動き(7月21日~7月25日)】
7/21 877.15ドル (-4.35ドル)
7/22 874.85ドル (-2.30ドル)
7/23 874.30ドル (-0.55ドル)
7/24 870.95ドル (-3.35ドル)
7/25 879.80ドル (+8.85ドル)
※前週末比:1トロイオンス-1.7ドル(-0.1%)
国内のパラジウム相場は続伸。買取では3,062円(+27円)と2日上伸し、今月18日につけた過去13年4カ月来の高値(3,067円)圏内まで再び上昇。年初来では2番目の高値となりました。
現在、地金相場は世界情勢など様々な要因から価格変動が激しくなっており、為替相場との兼ね合いからも日相場の価格が乱高下する事も御座いますので、今後の動向にご注視下さい。11:00現在の金は1トロイオンス1304.50ドル、パラジウムは878.65ドル、為替は1$101円79銭前後の値動きで推移しております。